ビジネスシーンにおける商談や打ち合わせの際に、相手が自分に対して良い印象を抱いてくれているのか気になったことはないでしょうか。
人間は相手の印象を判断する時に見た目やしぐさから得られる情報に大きく影響を受けます。
自分が相手に与える印象というものは、相手との信頼関係に大きく関わり、ビジネスにおいて結果を左右する重要な要素なのです。
実は、センスの良い小物を持っていると相手の印象をアップさせることができます。
なぜなら、目線を外した時に目に入りやすい小物は相手の記憶に強く残り、細かい部分に配慮できている人物なのかという判断基準に関わるからです。
逆に、スーツや髪型など目立つ部分にばかり気を取られていて、TPOに合わない小物を持っていると仕事の面でも細かい部分に気が回らないのではないかと、疑いを持たれてしまいます。
小物の中で、相手の視線が集まりやすい机の上に置かれるペンケースはクライアントの目に入りやすいアイテムのひとつであり、TPOに応じた物を選ぶのが難しいアイテムでもあります。
そこで、この記事では商談相手にみられても恥ずかしくない、革のペンケースの選び方をおすすめ商品とともに紹介します。
天然皮革の特徴やペンケースの形状の違いをお伝えし、おすすめブランドとアイテムのほかビジネスマンが持つべき必須のアイテムもお教えします。
読み終えていただければ、クライアントに好印象を与える上質なペンケースが見つかり、仕事への意識向上にもつながるため自信をもって商談に臨むことができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
革のペンケースは仕事の信頼度が上がるアイテム
「TPO」をわきまえた革のペンケースは信頼度をアップさせます。
最初に説明しますが、「TPO」とは時間(Time)、場所(Place)、場合(Occation)の頭文字を取った言葉で、3つの要素に応じた服装の使い分けという意味があります。
ビジネスにおけるTPOは服装だけではなくマナーや振る舞いのことも含まれており「場をわきまえること」を意味する言葉です。
さまざまな素材のペンケースがある中で革を選ぶ理由は、自分はTPOをわきまえているという印象を与えるためです。
ビジネスシーンにはルールがあり、小物を選ぶ際にTPOに合った素材が革なのです。
なぜなら、革はビジネスマンの鞄、財布、時計のベルトなどさまざまなアイテムに利用されているように、ビジネスシーンに溶け込んでいるからです。
ビジネスマンは相手と共通の認識を持っていることを示し、信頼を得ることが成功のカギになります。
TPOをわきまえたアイテムを持つことはビジネスマンとして基本的な認識を理解していることを相手に示すことができるため、ペンケースを選ぶときは革がおすすめです。
革のペンケースの選び方
革のペンケースを選ぶなら天然皮革で使いやすい形のものを選ぶ。
合成皮革に比べて天然皮革は丈夫で経年変化が楽しめるため、日々の仕事で使い続ける道具として適しています。
そして、コンパクトで必要な本数のペンが入れられるペンケースを選ぶと失敗がありません。
仕事で必要な本数が全て収納できて、ペンが固定できるものを選ぶとケースの中で動かないため、高級なペンでも安心して持ち運べます。
机に出した状態の美しさも重要ですが、鞄にスッキリと収まる形のものを選ぶと鞄がふくらんだりせず、スマートに持ち運ぶことができます。
ペンケースを選ぶなら天然皮革のものを選ぶ
丈夫で経年変化が楽しめる天然皮革はビジネスシーンにピッタリです。
ポリウレタンなどの樹脂を利用した合皮と違って、加水分解による表面の破れがなく、経年変化による色合いの変化やツヤが生まれます。
価格の高さや水に濡れるとシミになりやすいというデメリットもあるため、多少のメンテナンスは必要ですが、仕事道具を大事に扱い続ける姿勢はビジネスにも影響します。
メンテナンスを行うことでツヤと色に深みが生まれ、美しく保たれたペンケースはクライアントに好印象を与えることができます。
※経年変化について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 【保存版】革エイジング(経年変化)とは?失敗しない方法とメンテナンス
革のペンケースは使いやすい形状のものを選ぶ
革ペンケースの形状は大きく分けて三角型、ロール型、かぶせ型、ラウンドファスナー型の4種類があります。
名前 | 特徴 |
三角型 | 底面が広く中央にファスナーがある、ベーシックなタイプ。 |
ロール型 | ペンを入れてくるくる巻いてストラップで留めるタイプ。 |
かぶせ型 | 革のフタをかぶせてフラップに差し込んで固定するタイプ。万年筆などを入れる1本差しに多い形。 |
ラウンドファスナー型 | お財布のような四角く平らな形状で周囲にファスナーが付いたタイプ。 |
使用するペンの本数によりますが、コンパクトなものが収納しやすくバッグの型崩れを起こしにくいです。
大きすぎるものではペンケースの中でペンが動いてカチャカチャと音がしてしまい、ビジネスマンとしてスマートではないため使用するペンの数に合ったものを選ぶと失敗しません。
また、中に仕切りやバンドがあるタイプであれば、固定できてペンが動くことがないため万年筆や高級なペンを収納する際におすすめです。
おすすめの革のペンケースブランド
ブランドにもこだわって選びたい方におすすめの革のペンケースブランドを紹介します。
どのブランドも、質の高い天然皮革のペンケースをリリースしています。
ぜひ、参考にしてみてください。
土屋鞄製造所
土屋鞄製造所は1965年に東京の下町でランドセルの製造からスタートした国内ブランド。
昔ながらの職人の技術を受け継ぎながらも、現代にも支持される上品なデザインの商品をリリースしています。
sot
sotは2002年に東京恵比寿で創業した日本のブランド。
イタリア製のプエブロレザーを使用したシリーズが人気で、裏地に甲州織という亀甲模様の生地が使用されており、細部にまでこだわったデザインも魅力です。
イル・ビゾンテ
イル・ビソンテはイタリアのワニー・ディ・フィリッポによって立ち上げられたブランド。
大手セレクトショップでも扱われ、日本では身近な存在に。
ヌメ革を利用した商品が人気で、経年変化が楽しめるアイテムが揃っています。
IL BISONTE (イル ビゾンテ) 日本公式オンラインストア
ポルコロッソ
ポルコロッソは「20年後、息子に譲るモノ」をコンセプトに、国内最大級のタンナー栃木レザー社のフルベジタブルタンニン鞣しの革にこだわった商品をリリースしています。
職人の手作業で生まれる純国産のアイテムは、ユーザーに安心感を与える力があります。
おすすめの革のペンケース5選
自分ではペンケースを選ぶのが難しいという方のために、4つの形状「三角型、ロール型、かぶせ型、ラウンドファスナー型」の中から5つのアイテムをピックアップしました。
すべて天然皮革で作られた質の高いアイテムなので、ペンケース選びで失敗したくない方はこの中から選んでみてください。
土屋鞄製造所トーンオイルヌメロールペンケース
ヌメ革のロール型のペンケース。
植物性のタンニンを利用したヌメ革にオイルを染み込ませて仕上げた柔らかな手触りの革は包む形状のペンケースにとても適しています。
ストラップが長めに作られているため、留め方を自分なりにアレンジする楽しみ方もできます。
価格:13,200円(税込)
商品:商品サイトはこちら
ポルコロッソ三角ペンケース
国産の「栃木レザー」を使用した大きめの三角型のペンケース。
1,2本のペンではなく、多くのペンや定規などを持ち運びたいという場合におすすめ。
ソフトな風合いのレザーがたくさんのペンを柔らかく包んでくれます。
価格:7,480円(税込)
商品:商品サイトはこちら
sotプエブロレザーラウンドファスナー ペンケース
価格:16,500円(税込)
プエブロレザーというイタリアの革を使用したラウンドファスナー型のペンケース。
お財布のような形状は薄くコンパクトで収納しやすく、内側にはペンを固定するレザーバンドがあり機能性も高いです。
札幌革職人館 かぶせペンケース
価格:6,930円(税込)
上質なオイルドレザーを使用したかぶせ型のコンパクトなペンケース。
オイルドレザーに熟練の職人による丁寧な処理を行い、丈夫で永く愛用できるように作られています。
ペン2、3本と消しゴムが収納できる大きさで使い勝手が良いです。
札幌革職人館 二本差万年筆ケース
価格:7,920円(税込)
上記と同じタイプのかぶせ型の万年筆用ペンケース。
内部に仕切りがあり万年筆が動かない構造と、張りのあるオイルドレザーがしっかりと保護してくれるため、高級な万年筆でも安心して持ち運びができます。
ビジネスマンなら必須のアイテム
ペンケースのほかにビジネスマンが所持しておくべき小物があります。
印象をアップさせるために他にもさまざまな方法があり、トラブルに対しても対応しビジネスチャンスを逃さないようにすることも重要です。
さまざまな場面に備えたアイテムを所持していれば、あなたを助け、仕事もうまく運びます。
持っていれば、ビジネスで必ず役立つアイテムですので参考にしてみてください。
名刺入れ
商談や打ち合わせの際に行う名刺交換では、その所作や名刺の他に名刺入れも相手に見られています。
他の持ち物に合わせたカラーや素材のものを選べば洗練された印象を与えることができます。
パスケース
改札を抜ける際に財布からICカードを出していては、面倒な上にスマートではありません。
顧客と同行して移動することもあるかもしれません。
名刺入れと同様に他のアイテムと合わせた上品なケースを持っておくべきです。
手帳
スケジュール管理や、覚えておくべき情報を書き留めておく手帳は打ち合わせやクライアントとの対面時に手元に置いておくことが多いアイテムです。
そのためカバーやレイアウトがカスタマイズできるシステム手帳がおすすめです。
年間を通して使用するものなので自分に合った機能と、相手に見られても恥ずかしくない革製のカバーの手帳であれば、長年愛用できる仕事道具になります。
高級ボールペン
顧客との対面時にメモを取る際、高級なペンを持っているとスマートさが違います。
安価なペンでも充分機能しますが、1本持っておくと一段と印象アップできます。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーを持っていれば重要な連絡を取り損ねることがなくなります。
出先でのスマホや電子機器のバッテリー切れに備えておけば、コミュニケーションを取るタイミングを逃し後悔するようなことはなくなります。
オーラルケア用品
見落としがちな口元のケアをいつでも行うために歯ブラシやうがい薬といったオーラルケア用品は身だしなみを整えるのに用意すべきです。
口臭や口元のケアはビジネスだけでなく基本的なマナーです。
持ち運びが便利なオーラルケア用品が販売されているので探してみてはいかがでしょうか。