カーフレザーの特徴と種類|おすすめ商品とプロが教えるお手入れ方法

紹介するカーフレザー画像(グレージングカーフ)

カーフレザーは牛革の中でも高級とされる素材です。

子牛の革であるカーフレザーは、多くのハイブランドに使用されるほど品質が高く、魅力的な特徴があります。

今回はカーフレザーの特徴と種類、さらにおすすめ商品についても紹介します。

カーフレザーを使用した革製品の購入を迷っている方は、どのような素材か理解でき、長く愛用するためのお手入れ方法を理解することができます。

お気に入りの革製品を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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カーフレザーは生後6ヵ月以内の子牛の革

カーフスキンを使った革製製品のイメージ画像

カーフレザーは生後6か月以内の子牛の革のことで、流通量が少なく牛革の中でも希少な素材です。

一般的にカーフレザーは素材のために屠畜(とちく)して採取するのではなく、死産や病気により長く生きられなかった子牛の皮から作られていることも流通量の少なさに関係しています。

革の品質として大人の牛のように自然の中で負ってしまった傷がなく、他の牛革と比較してみるとさまざまな優れた点を持っています。

次でカーフレザーの特徴について解説していきます。

カーフレザーの特徴

経年変化したカーフレザー画像

カーフレザーが注目されるのは革製品の素材として優れた特徴があり、使う人を虜にする魅力があるためです。

ですがカーフレザーは繊細な表情を生む美しさとは裏腹にデリケートな部分を持ち合わせています。

ここではカーフレザーを手に入れる前に知っておくべき以下の特徴を紹介します。

  • 軽量でなめらかな質感
  • 美しい経年変化が楽しめる
  • 水に弱い

それぞれについて見ていきましょう。

軽量でなめらかな質感

カーフレザー商品画像

カーフレザーは高級な靴やバッグなどに利用される、価値が高い素材です。

革のきめが細かく、成牛の革に比べるとなめらかでソフトな質感を持っており、薄く軽いのが特徴です。

デリケートな素材であるため、質感を保つためにメンテナンスが欠かせません。

美しい経年変化が楽しめる

カーフレザーの経年変化画像

カーフレザーの特徴として経年変化の美しさがあります。

カーフレザーの使い始めはマットな質感ですが、使用しているうちに深みのあるツヤが出てくるのが特徴です。

ツヤが出始めるのが他の革に比べて早いのも特徴ですが、加工方法によってエイジングが起こらない物も存在します。

水に弱い

雨の街の画像

カーフレザーは水に弱く、少し濡れただけでシミになってしまうほどデリケートな素材です。

雨の日に濡れる可能性があるアイテムの場合、持ち歩くのは避けるのが無難です。

5章で紹介する「カーフレザーを購入したらすべきこと」を理解しておくと、革を綺麗に保つことができるので参考にしてみてください。

カーフレザーの種類

さまざまなカーフレザーの画像

実はカーフレザーの中にもいくつか種類があります。

子牛の種類や加工方法によって違いがあり、それぞれの特徴を理解することで、より自分に合ったアイテムが見つかりやすくなります。

ここではカーフレザーにおける以下の種類について紹介していきます。

  • ベビーカーフ
  • ヘアカーフ
  • グレージングカーフ
  • ボックスカーフ

カーフレザーについてより詳しく知りたい人は参考にしてみてください。

ベビーカーフ

紹介するカーフレザー画像(ベビーカーフ)

ベビーカーフは生後3か月以内の子牛の革のことで、流通量の少なさと品質の高さからカーフレザーの中で最も価値が高い革とされています。

生後6か月以内のカーフレザーより、きめ細かくなめらかな質感を持っています。

ヘアカーフ

ヘアカーフを使った革製製品のイメージ画像

ヘアカーフとは生後6か月以内の子牛の毛皮のことで、毛を残した状態で加工されています。

こちらも革として価値が高く、毛並みがなめらかで肌ざわりの良さが特徴の素材です。

希少性が高いことで知られている「ハラコ」は胎児の毛皮であり種類が違います。

グレージングカーフ

紹介するカーフレザー画像(グレージングカーフ)

グレージングカーフとはグレージングと呼ばれる加工を施し、表面を平らにしてツヤを出したカーフレザーのことです。

グレージングは革にカゼインやワックスといった仕上げ剤を塗布して、ガラスのローラーで高い圧力をかけ、焼けたような色味と光沢を生み出します。

ボックスカーフ

紹介するカーフレザー画像(ボックスカーフ)

ボックスカーフとはクロム鞣し(なめし)と呼ばれる化学薬品を用いた鞣しを施したカーフレザーのことです。

クロム鞣しを行った革は耐久性や耐水性が増すため、デリケートなカーフレザーの中でも丈夫な素材です。

カーフレザーのおすすめ商品3選

さまざまなカーフレザー商品の画像

カーフレザーに興味を持った方の商品選びの参考になるように、素材の特徴を活かした以下のおすすめ商品を紹介します。

  • Dior Caro Orchid ロングウォレット
  • GANZO フレンチカーフ ミニショルダーバッグ
  • ロロ・ピアーナ ギエラ・ベルト

ひとつずつ見ていきましょう。

Dior Caro Orchid ロングウォレット

商品画像(Dior Caro Orchid ロングウォレット)

出典:DIOR | DIOR JA | ファッション&アクセサリー|ディオール公式オンラインブティック

上品なカーフレザーにステッチをきかせた長財布です。

繊細な質感のカーフレザーをふんだんに使用し、収納力も充分なアイテムです。

ブランドを象徴するゴールドパーツが配置されており、ハイブランドのアイテムならではの高級感を演出しています。

価格:140,000円(税込)
商品ページを見る

GANZO フレンチカーフ ミニショルダーバッグ

商品画像(GANZO フレンチカーフ ミニショルダーバッグ)

出典:最高級のメンズ革製品・革財布 GANZO公式WEBサイト

上質なデュプイ社のフレンチカーフレザーを使用したミニショルダーバッグです。

シンプルでありながら、素材感を最大に活かしたデザインです。

シーンを問わず、ユニセックスに幅広くお使いいただけます。

価格:88,000円(税込)
商品ページを見る

ロロ・ピアーナ ギエラ・ベルト

商品画像(ロロ・ピアーナ ギエラ・ベルト)

出典:ロロ・ピアーナ – Loro Piana

カーフレザーを使用したセンスのいいデザインが特徴のベルトです。

柔らかく自然な風合いのカーフスキンを上品に仕上げています。

高級感のある素材を活かし、ワンポイントでスタイルアップ可能なアイテムです。

価格:127,600円(税込)
商品ページを見る

カーフレザーを購入したらすべきこと

カーフレザーと防水スプレーの画像

カーフレザーの商品を購入したら何よりも最初に防水スプレーをしましょう。

先ほども説明しましたが、カーフレザーは水に弱く少しでも濡れると水シミになってしまいます。

実際に防水スプレーを使用する際のやり方を紹介するので、失敗しないために確認してみてください。

目立たない部分で確認してからスプレーする

防水スプレーをかける画像

まずは目立たない場所に軽くスプレーして変色や異常がないか様子をみます。

問題がなければシミやムラにならないように、換気の良い場所で20~30cm程度(こぶし3個分離した距離)離してスプレーします。

万が一、スプレーしすぎてしまった場合は乾いたふきんで塗り広げてください。

表示時間通りに乾燥させる

風通しの良い日陰の場所で商品の表示にある時間通りに乾燥させます。

乾燥時間を守らないと、効果が発揮されないので時間を守るようにしましょう。

これで防水対策は完了です。

カーフレザーに使用する防水スプレーは以下の商品がおすすめです。

カーフレザーのお手入れ

ブラシ、クリームの画像

カーフレザーのアイテムを使い始めたら、美しさを保つために月1回程度お手入れを行いましょう。

まずカーフレザーのお手入れに必要な物をまとめました。

すべてAmazonなどの通販で購入可能ですが、以下の札幌革職人館のWEBサイトでも購入できます。

札幌革職人館公式HP

道具特徴
馬毛ブラシブラッシングするために必要なブラシ。馬毛は柔らかくホコリを落とすのに適しています。
革用クリーム革にうるおいを与える革用クリームは「デリケートクリーム」がおすすめです。のびが良く初心者でも扱いやすいです。
柔らかい布クリームを塗り広げるために使用します。着なくなったTシャツで代用可能です。乾拭きにも使います。
革用クロス仕上げのためのポリッシングクロスとも呼ばれる布のことで、ツヤ出しのために使用します。

ブラッシング

馬毛ブラシで磨く画像

汚れやホコリの上からクリームを塗ってしまわないように、馬毛ブラシで革の表面についたホコリや汚れを落とします。

縫い目や革の段差部分が汚れが溜まりやすいところなので丁寧に掃除するのがポイントです。

革を傷つけないように、優しくブラッシングしましょう。

保湿して浸透させる

保革用クリームを塗る画像

汚れが落とせたら、保革用クリームを柔らかい布に少量ずつ取って全体に塗り広げます。

この時、円を描くように素早く塗っていくとムラなく馴染ませることができます。

クリームを革に馴染ませるため再度ブラッシングを行い、30分〜1時間ほど日陰で放置して浸透させましょう。

乾拭きで仕上げ

乾拭きする画像

クリームを馴染ませることができたら、新しく用意した革用クロスで乾拭きします。

表面にクリームが残ってしまうと、シミや変色の原因になってしまう場合があるので、しっかりと拭き取るようにしましょう。

仕上げにブラシで磨き上げることで、革の隙間など布で拭けなかったクリームも馴染ませることができ、ツヤのある仕上がりになります。

※牛革のお手入れ方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
>> 牛革の手入れをわかりやすく解説!正しい保管方法も紹介!

まとめ

カーフレザーは多くの人に愛される魅力的な素材であり、繊細な質感と希少性によりハイブランドをはじめ多くのブランドの革製品に利用されています。

魅力的な部分がある反面、デリケートな性質があり、見た目を美しく保つためにメンテナンスを必要とします。

本記事で紹介したお手入れ方法を見れば革を美しく保つことができるので、カーフレザーのアイテムに興味がある方は、ぜひ利用してみてください。

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