エルバマットとは?革専門店がエルバマットの特徴を徹底解説してみた

革財布などの革製品について調べていると、知らない言葉がたくさん出てくると思います。

今回ご紹介する「エルバマット」も初めて聞いたという方が多いのではないでしょうか?

エルバマットとはイタリアの老舗(テンペスティ社)で作られている革のことです。

通常の革よりも2倍ほどオイルが染み込んでおり、使い込むほどに艶が出て深みが増します。

この記事ではエルバマットの概要からメリットデメリットまで、読むだけでエルバマットの全てが知れるようになっています。

ぜひあなたの革選びの参考にしてください。

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エルバマットとは

エルバマットの革の画像

エルバマットはイタリアのサンタクローチェ地区の老舗タンナーであるテンペスティ社で製造された革のことです。

北欧の寒冷地で育った、革のきめが細かい最高級の牛革が使われています。

100%植物由来の原材料が使われている「植物タンニンなめし」で革をなめしているので、革のエイジングを楽しむことができる革と言えます。

通常の革よりも1.5倍~2倍のオイルが染み込んでいるので、使い込むほどに艶が出て革の深みが増します。

光沢が出る「引き油」を行っていないことで、革本来のマットな艶を感じることができるのがエルバマットです。

※タンナーとは動物の皮を「革」に加工する職人のこと

エルバマットの特徴

ここからはエルバマットの特徴を2つご紹介していきます。

最大の特徴は、オイルが通常の約2倍含まれていることでしょう。

オイルの含有量が多いことで、メンテナンスの手間が省けるので初めて革製品を使う方におすすめです。

オイルが通常の2倍含まれている

エルバマットは通常の革よりも約1.5倍~2倍のオイルが含まれています。

革製品は乾燥すると革がひび割れてしまうので、メンテナンスとしてブラッシングやオイルを染み込ませる必要があります。

しかし、エルバマットはそもそものオイルの含有量が多いので、ひび割れる心配があまりありません。

ひび割れている革の画像

また、革製品は使っている内に傷がついてしまうこともありますが、エルバマットは揉みこむとオイルがその傷を補ってくれるので傷が目立ちません。

そのため、革のメンテナンスに慣れていない革製品の初心者の方でも気軽に使える革だと言えます。

※全くメンテナンスが必要ないということではありません。

カラーバリエーションが豊富

エルバマットはカラーバリエーションが豊富です。

色々な色のエルバマットの画像

顔料を吹き付ける仕上げを行わず、染料のみで仕上げているので発色が鮮やかです。

さらに、オイルが多いことで鮮やか且つ、色に深みが出ているのが特徴。

イタリアならではの美しい色を感じられるので、あなた好みのカラーが見つかるでしょう。

エルバマットのメリットデメリット

エルバマットを選ぶ上で参考にしてほしいメリット・デメリットがあります。

特にデメリットに関しては革製品を初めて使う人は気になるところだと思うので、ぜひ参考にしてください。

エルバマットのメリット

エルバマットは革製品特有のエイジングを楽しむことができます。

エイジングとは経年変化といってワインやチーズなどでは「熟成」という意味で使われます。

革に当てはめると、使いこんでいくうちに色や形、手触りが変化していくことだと言えます。

エイジング後の画像

特に植物タンニン鞣しの革はエイジングしやすく、革に起こる変化を楽しむことが可能です。

エルバマットは100%植物タンニンなめしの革が使われているので、世界に2つとない自分だけの色や形の革製品が手に入るのです。

エルバマットのデメリット

エルバマットは服への色移りと、直射日光による変色の2種類のデメリットがあります。

色抜けした画像

買った当初は好きな色だったとしても、使い込んでいくうちに好みの色ではなくなってる可能性もあります。

直射日光に当たらないためには窓辺に置かない、色移しないように鞄に入れるときは場所を決めておくなど対策が必要です。

エルバマットのエイジング後の姿

エルバマットはオイルが通常の約2倍含まれているので、とてもエイジングしやすい革です。

色が抜けやすいことから、購入した後に「なんか違うかも?」と思う方もいるかもしれません。

そうならないように、ここでは当店の商品を参考にエルバマットのエイジング後の姿をいくつか紹介します。

ぜひ参考にしてください。

エルバマットのエイジング後の画像

エルバマットのメンテナンス方法

エルバマットはオイルが多量に含まれていることで、ほとんどメンテナンスが不要です。

通常、革製品は乾燥するのでオイルを染み込ませないとひび割れを起こしてしまいます。

しかしエルバマットはオイルの量が多いので、わざわざ染み込ませる必要がありません。

なので、基本的には、タオルで空拭き・もしくは硬く絞った布で水拭きし、その後陰干しでのお手入れをします。

メンテナンスしている画像

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