革の種類によるランクの違いとは?高級な革など様々な種類を紹介!

ヘアカーフを使った革製製品のイメージ画像

新しく革の製品を購入するのに、せっかくなら良い革のものが欲しいと考えたことはありませんか?

革と一言で言っても様々な種類やランクが存在します。

希少性が高い革は、通常よりも価格が高く高級感があるのが特徴です。

しかし、それぞれの革の種類やランクによって強度が高いものや水に弱いものなど様々な特徴があり、ランクが高い革ならどれでも良いと言うことはありません。

また、革の産地によっても特徴が異なり、産地までこだわると革製品選びがさらに楽しくなります。

革のランクや産地などそれぞれの革の特徴を見ながら、自分のライフスタイルにあった革製品を選ぶのがおすすめです。

そこでこの記事では、革製品の代表である牛革のランクや牛革以外のランクが高い動物の革、産地による革の特徴などを紹介しています。

最後には、ランクの高い革を使用したおすすめの財布も紹介しているので、ぜひ自分の革製品選びの参考にしてください。

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革のランクはどのように決まるのか?

綺麗な革製品のイメージ画像

革製品と一言で言っても、牛やワニ、馬やヘビなど様々な動物の革が使用されています。

その中で革のランクというのは基本的に革製品の80%以上を占める「牛革」で使われているランクのことを指す場合が多いです。

牛革は牛の年齢や性別でも革の特徴や名称、価格が変わり、若い牛の革ほど高級品でランクが高く、高価になります。

また希少性が高い動物の革を使用した高価な革もランクが高い革と呼ばれることがあります。

革のランクと言っても、SSランクがこの革、Sランクがこの革と言う明確なものはなく、希少性や高価なものがランクが高い革と言われる傾向にあります。

牛革の種類とランク

本革の画像

革のランクと言う言葉は、基本的に革製品の80%以上を占める牛革で使用されることが多い言葉です。

その他の動物などの革は、馬革のランクなど、◯◯革のランクと言われます。

牛革と一言で言っても細かく名前が分かれており、それぞれ希少性、ランクが異なってきます。

希少性が高く、高級な牛革を買っておけば間違いないと言うことはなく、それぞれメリット・デメリットがあるので自分のライフスタイルに合った革を選ぶ必要があります。

ここでは、牛革の種類やランクを紹介するので、ぜひ参考に自分に合った革を選んでみましょう。

牛革は年齢や性別などで特徴とランクが異なる

動物(牛)の画像
名称牛の年齢/性別
ハラコお腹の中や生まれてすぐ死んでしまった子牛の革
カーフスキン生後6ヶ月以内の子牛の革
ヘアカーフ生後6ヶ月以内の子牛の毛の風合いを残した革
キップスキン生後6ヶ月から2年ほどの牛の革
ステアハイド生後3ヶ月〜6ヶ月の間に去勢された生後2年以上の去勢された雄牛の革
カウハイド生後2年以上の出産を経験した雌牛の革
ブルハイド生後2年以上の去勢されていない雄牛の革

牛革は、牛の年齢や性別により革の特徴が異なり、ランクも変わってきます。

牛の年齢が若いほど希少性が高く、高級な革になります。

明確なランク順と言うのはありませんが、流通量がとても少ない「ハラコ」が最も高級なランクとされ、カーフスキン、キップスキンが続いてきます。

ステアハイドやカウハイドは一般的な牛革として使用されています。

若い牛の革は柔らかく、見た目の高級感や手触りが良い特徴がある反面、成牛の革と比べると耐久性が劣ります。

成牛の革は、若い牛の革のほど柔らかさや高級感、手触りの良さはないものの、耐久性が優れているのが特徴です。

ハラコ「非常に希少な高級ランク」

ハラコを使った革製品のイメージ画像
ハラコが使われる主な革製品
財布/ハンドバッグ/革小物etc

最も希少で高級ランクの「ハラコ」

何らかの理由で、お腹の中や生後すぐに死んでしまった子牛の革を使用するので、市場に出回ることはほぼ無く、最も希少な最高ランクの革です。

とてもきめ細かく、短い毛が少し残り、肌触りが抜群なのが特徴。

しかし、毛が抜けると再生ができなかったり、水に非常に弱いなどのかなりデリケートな素材でもあります。

希少な素材であるがゆえに、一般的に出回っているハラコと呼ばれている物はカーフやポニーの毛革が付いている物を「ハラコ」として扱っている事が多いです。

本物のハラコをお探しの場合は、よく確認する事が必要です。

カーフスキン「希少な最高ランク」

カーフスキンを使った革製製品のイメージ画像
カーフスキンが使われる主な革製品
財布/ハンドバッグ/革小物etc

生後6ヶ月以内の子牛の革を使用した「カーフスキン」

ハラコに次いで最高級品ですが、ハラコは非常に希少なため、ハラコを除いて牛革の中で最高級と言われることも多くあります。

非常にきめが細かく柔らかい質感で、すべすべとした質感を楽しめるのが特徴。

しかし、皮が薄く傷がつきやすいとても繊細な革です。

ロエベやバレンシアガなど有名な革のハイブランドでも使用されています。

ヘアカーフ「カーフスキンの中でも上質な革」

ヘアカーフを使った革製製品のイメージ画像
ヘアカーフが使われる主な革製品
財布/ハンドバッグ/革小物etc

カーフスキンの種類の一つで革に毛がついた状態の「ヘアカーフ」

通常のカーフスキンよりも希少性が高く、高級ランクになります。

きめが細かく柔らかい質感の革に、しっとりとした短い毛並みを楽しめるのが特徴。

通常のカーフスキン同様に繊細な革です。

キップスキン「カーフスキンに次ぐ希少ランク」

キップスキンを使った革製製品のイメージ画像
キップスキンが使われる主な革製品
財布/バッグ/革小物/高級靴etc

生後6ヶ月から2年以内の子牛の革を使用する「キップスキン」

カーフスキンに次ぐ希少ランクの革で、きめが細かく柔らかいのが特徴。

カーフスキンよりも厚みや強度があり供給量が安定しているため、有名ハイブランドなどでも使用されることが多い革です。

ステアハイド「最も一般的な牛革」

ステアハイドを使った革製製品のイメージ画像
ステアハイドが使われる主な革製品
財布/バッグ/革小物/靴/衣類etc

生後3ヶ月〜6ヶ月の間に去勢した、生後2年以上の雄の牛革を使用する「ステアハイド」

一般的に多く流通している革で、革の厚みが均一で面積も大きく、耐久性と強度がありとてもバランスが良いのが特徴。

去勢されていて気性が穏やかになり身体にできる傷も少ないため、財布やバッグをはじめ靴や衣類など幅広く使用されています。

食用として育てられた牛の皮を使用するため、安定した供給量があり最も一般的な牛革と呼ばれています。

カウハイド「ステアハイドと同じく一般的な牛革」

カウハイドの画像
カウハイドが使われる主な革製品
財布/バッグ/革小物/靴/衣類etc

生後2年以上の出産を経験した雌牛の革を使用した「カウハイド」

ステアハイドと比べて耐久性が少し落ちるものの、比較的丈夫でステアハイドよりも柔らかく、キップスキンやカーフスキンより厚みがあって丈夫なのが特徴です。

ステアハイド同様に食用の牛から皮を使用するため、安定した供給量があり一般的な革製品として多く使用されています。

耐久性と伸縮性が求められる、靴や手袋などに好まれて使われています。

ブルハイド「硬いのが特徴」

ブルハイドを使った革製製品のイメージ画像
ブルハイドが使われる主な革製品
バッグ/靴/衣類/家具etc

生後2年以上の去勢されていない雄牛の革を使用した「ブルハイド」

牛革の中で最も硬く丈夫で柔らかさがほとんどないのが特徴。

去勢されていない雄牛は気性が荒く皮膚に傷が多いので、革にその傷が残っている場合もあります。

硬く柔らかさがないので汎用性があまりないものの、ブーツやジャケットなどの耐久性が求められる革製品に使用されています。

※牛革の種類についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 革専門店が教える牛革の全て!特徴やデメリットも紹介!

牛革以外でランクの高い動物の革を紹介

いろんな動物の革製品のイメージ画像

革製品の主流である牛革以外にも革製品には様々な動物の革が使用されています。

哺乳類の革から爬虫類の革まで様々な商品があります。

その中でも、馬や山羊、ワニやヘビなどが高価でランクの高い革製品として一般的に流通しています。

ここではランクの高いと言われる動物の革について紹介していきます。

馬革(ホースハイド)

コードバン財布の画像
馬革が使われる主な革製品
財布/衣類/インテリアetc

馬の革を使用した「馬革(ホースハイド)」

世界的に馬の生産数が減少しているため、希少で高級な革のひとつ。

運動量が多い馬は、牛に比べ脂肪分が少なく、薄くしなやかで強度があり、美しいツヤが出るのが特徴です。

また、シミや汚れ、傷などに比較的強いですが、水には弱い革です。

特にヨーロッパにいる農耕馬の臀部から採れる「コードバン」と呼ばれる種類は、非常に稀少で高価な種類。

ツヤの美しさから「革のダイヤモンド」とも呼ばれています。

山羊革(ゴートスキン)

ゴートスキン財布の画像
山羊革が使われる主な革製品
財布/バッグ/衣類etc

山羊(ヤギ)の革を使用した「山羊革(ゴートスキン)」

軽く丈夫で型崩れがしにくいのが特徴で、財布やバッグ、レザージャケットなどの革製品に使用されています。

革製品としてはとても優れているものの希少性が高く、高価な革として流通しています。

アメリカの海軍航空隊のフライトジャケットにも使用され有名です。

羊革(シープキン)

シープスキンの画像
羊革が使われる主な革製品
衣類/インテリアetc

羊の革を使用した「羊革(シープスキン)」

羊革は、大きく分けて「ヘアシープ」「ウールシープ」「ラムスキン」の三種類に分かれます。

主に毛が短く皮下脂肪の少ない「ヘアシープ」は、革に使われます。

一方で、羊毛(ウール)をとるために品種改良された毛が長く皮下脂肪の多い「ウールシープ」は、ムートンやセーターなどの防寒着に多く使用されています。

中でも生後1年未満の子羊の革を使った「ラムスキン」は、革のサイズが小さく、数も少ない希少で高価な革。

しなやかで柔らかくて、きめが細かく保温性があるのが特徴です。

シャネルの高級ハンドバッグなどにもラムスキンは使用されています。

ワニ革(クロコダイルレザー)

ワニ革の革製品のイメージ画像
ワニ革が使われる主な革製品
財布/バッグ/革小物etc

ワニの革を使用した「ワニ革(クロコダイルレザー)」

独特な模様やツヤが特徴。

見た目の高級感から「革の王様」ともよばれ、希少性が高く高価な革です。

模様を生かしたワイルドさと高級感から財布やバッグ、革小物などに使用されています。

また耐久性がとても高く、牛革の10倍程の耐久性があり、人によっては15年以上愛用することができます。

ヘビ革(パイソンレザー)

ヘビ革の財布の画像
ヘビ革が使われる主な革製品
財布/バッグ/革小物etc

ヘビの革を使用した「ヘビ革(パイソンレザー)」

存在感のある独特な模様と肌触りがあり、軽く柔軟性があるのが特徴。

哺乳類ではない革を使用するエキゾチックレザーの中でワニ革に次ぐ高級革として流通しています。

ヘビ革はとても種類が多く、使用するヘビによって革の模様が大きく変わるのもヘビ革の大きな特徴です。

またヘビの革は金運アップに効果があり、金運アップを財布が欲しい方にもおすすめです。

その他の動物の革の種類

鹿革のアイテム画像

革製品には、上記で紹介した革製品意外にも様々な動物の革が使用されています。

革名称特徴
鹿革(ディアスキン)軽くしなやかで型崩れしない
イノシシ革きめが細かく通気性が良い
ダチョウ革高い強度を生かしてバッグなどに使用される
サメ革表面にざらつきがあり使うほどツヤが出る
ウナギ革丈夫で劣化が少ない
象革とても丈夫で経年変化でツヤが出る
エイ革独特な模様とツヤが特徴

革の生産地と特徴でもランクは異なる

世界地図のイメージ画像

実は革の生産地によっても革のランクや特徴が変わります。

有名なイタリアンレザーや安定した日本製の革、エキゾチックレザーの宝庫であるインドネシアなど様々な革の産地があります。

ここでは、ランクが高いとされる革の産地を中心に紹介していきます。

安定して高品質な革ができる日本

日本の風景のイメージ画像

栃木レザーや姫路レザーが有名な日本。

水源の多い国柄で安定した高品質な革が生産されているのが特徴です。

日本の革製品の歴史は古く、4世紀ころから革の製造が始まったとされています。

またモノづくりに関して日本は世界トップクラスで、高品質な革であることはもちろん、日本製の革製品はとても完成度が高いです。

イタリアンレザーで有名なイタリア

イタリアの風景のイメージ画像

世界的にとても有名なイタリアの革は、イタリアンレザーと呼ばれ、革に詳しくない人でも耳にしたことがある人も多いはず。

イタリアンレザーは柔らかく、発色が良いのが特徴

また古くから革製品の加工も盛んで、加工の技術もとても高く、世界的に有名で信頼のあるイタリアンレザーとして根付いています。

上質な革の多くが集まるフランス

フランスの風景のイメージ画像

世界的に有名な高級ブランドが多数あるフランス。

独自の製法による発色が特徴。

中世ヨーロッパ時代に手工業として革製造が発展し、各地から上質な革がフランスに集まるようになりました。

それに比例し加工技術も成長し、多くの高級ブランドで使用されています。

丈夫で長持ちする伝統的なイギリス

イギリスの風景のイメージ画像

1000年以上の革の歴史があるイギリスは、馬具から始まったと言われています。

そのため丈夫で長持ちする革を生産している国として人気。

現在でも伝統的な技術で革が生産され、紳士靴の高級ブランドなどでも多く使用されています。

爬虫類の革の宝庫インドネシア

インドネシアの風景のイメージ画像

熱帯気候のインドネシアでは、ワニやヘビなどのエキゾチックレザーと呼ばれる爬虫類の革の生産地として有名です。

種類が多いだけでなく、高品質な革として世界中で重宝されています。

天然の革だけではなく、美しい状態で出荷できる養殖も盛んに行われています。

その他主要な革の生産地

世界各地で革の生産が行われており、上記で紹介した生産地以外にも特徴のある生産地が多数あります。

生産地特徴
ドイツ革職人は国家資格が必要な技術力が確かな国
アメリカ牛革大量消費大国
キューバワニ革やヘビ革などエキゾチックレザーの産地
バングラデシュ革産業は国の基幹産業の一つで急成長の国
中国牛革生産量第一位の国
南アフリカワニやヘビ、象などの様々な革を生産

ランクの高い革を使ったおすすめの財布3選

高級革財布のイメージ画像

牛革をはじめ、様々な動物の革や産地などで革のランクについて紹介しました。

しかし、色々な要素が多くて実際にどれにすれば良いのか迷う人も多いと思います。

ここでは、具体的におすすめなランクの高い革を使った財布を紹介します。

ぜひ参考に自分のお気に入りの革製品をみつけましょう。

ロエベ バーティカルウォレットスモール

ロエベ バーティカルウォレットスモールのイメージ画像

出典:ロエベ公式オンラインストア|LOEWE

有名ハイブランドの中でも革にこだわるブランドとして人気のロエベの「バーティカルウォレットスモール」

革にはカーフスキンが使われており、柔らかな肌触りが特徴。

今流行りの三つ折りタイプのコンパクトな財布で、カラーは15色と豊富。

有名ハイブランドで革に拘りたい人は、まずチェックして欲しい財布です。

価格:88,000円
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ココマイスター シェルコードバン・スタンフォード

ココマイスターシェルコードバンスタンフォードのイメージ画像

出典:ココマイスター公式WEB - cocomeister.jp

日本最高峰のレザーブランド、ココマイスターの「シェルコードバン・スタンフォード」

馬革の中で最高ランクの「アメリカ産のコードバン」をメインに使用した長財布。

独自の風合いと渋く深い色味が特徴で、使い初めのマット感から経年変化でどんどん光輝くツヤが出る革を使用しています。

日本の確かな技術で高級感のあるコードバンを使用したおすすめのランクの高い革を使用した財布です。

価格:110,000円
商品ページを見る

池田工芸 クロコダイルラウンドウォレット

池田工芸クロコダイルラウンドウォレットのイメージ画像

出典:池田工芸WEB本店 最高級クロコダイル専門店

最高級クロコダイル専門店、池田工芸の「クロコダイルラウンドウォレット」

エキゾチックレザーの中でも高価なワニ革を専門で扱うブランドで革の質は間違いありません。

ワニ革は「一度掴んだ富を離さない」と言われる縁起物でもあり、金運を意識したい人にもおすすめ。

ワニ革の財布が気になる方は、まずは池田工芸をのぞいてみるのがおすすめです。

価格:154,000円
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※財布の革の種類についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 財布の革は7種類!革専門店が革の特徴とおすすめのブランドも紹介!

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