革専門店が教える牛革の全て!特徴やデメリットも紹介!

牛革

牛の皮からできているのが牛革というのは想像できますが、具体的にどんな物かわからない人も多いと思います。

牛革は、牛の皮をなめしという、革の加工方法で作られた革のことを指します。

牛革は加工もしやすく、肌触りがよくて丈夫なことから、革製品の中で最も一般的で人気の革です。

牛革の中にも、牛の年齢や性別などによって種類があり、一般的なものから高級品まで幅広い種類があります。

例えばルイヴィトンでも、牛革のカーフスキンやキップスキンが採用されるほどです。

革製品は日焼けによる色の変化や、手の油による汚れがつくのでメンテナンスが必要です。

しかし、牛革はメンテナンスが簡単で月に1回程度で済みます。

つまり、高級感がありながら、初心者にもとても扱いやすい革なのです。

そこでこの記事では、革製品の中でも最も一般的で人気のある牛革を紹介していきます。

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牛革(ぎゅうかわ)とは?

動物(牛)の画像

牛革は、牛の皮をなめしという、革の加工方法で作られた革のことを指します。

「なめし(鞣し)」とは、動物の皮から、腐敗の原因になるタンパク質や脂肪を取り除き、薬品を使って、生の動物の皮から革製品として使える革にする加工技術の事。

つまり、牛の皮をなめして作られた革が牛革になります。

また、牛革は英語で「カウレザー(cow leather)」と呼ばれ、海外ブランドなどは、カウレザーと表記されているものもあり、牛革のことを指しています。

牛革は、丈夫で長く愛用することができ、肌触りもよく、高級感があることから、牛革を使用した商品や愛好家がとても多い人気の革です。

※革の種類について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 革の種類は大きくわけて2種類!革の専門家がおすすめの革も紹介

牛革は最も一般的な革

オイルレザーの画像

牛革は、革の中でも最も流通量が多く、革製品で最も一般的に使用される革です。

食肉として使われた雌牛の皮を使うことも多く、生産量が常に安定しており、耐久性があり、革製品としても優れていることから、多くの革製品に牛革が使われています

牛革は北米産のものが多く、次いでオーストラリア産、カナダ産と続きます。

日本国内の牛革は管理状態がよく、品質が高い牛革として人気があります。

栃木レザーや姫路レザーなどが日本国内の有名な牛革として認知されています。

最も上質なのが、イタリアやフランスなどのヨーロッパ地方の牛革で、ハイブランドでも多く使用されています。

牛革と本革の違い

合皮⇆本革の表面を比較する図

牛革を始め、豚革や羊革など動物の本物の革からできている革製品を「本革」と呼びます。

なので、本物の牛の皮を使った革製品は、本革ということになります。

また、本革は「天然皮革(てんねんひかく)」と呼ばれることもあります。

他にも革製品を見てると「合皮」というのも目にすると思います。

合皮は、本革と違い、動物の皮を使用しない、本物の革に似せた物になります。

フェイクレザーとも呼ばれポリウレタンや塩化ビニールなどを使用しています。

合皮は、牛革(本革)ではないので、牛革の革製品を探している方は注意しましょう。

※合皮について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 合皮は劣化が早い!購入前に知っておきたい合皮と本革の特徴とは?

牛革のメリット

革製品の中でも最も一般的で、財布やバッグを始めとした様々な革製品に使われる牛革には、多くのメリットがあります。

・加工のバリエーションが豊富

・使い込んで味が出る

・丈夫で長く愛用でき

・肌触りがいい

といったメリットが牛革にはあります。

ここでは、牛革のそれぞれのメリットを紹介していきます。

加工のバリエーションが豊富

様々な牛革の革製品イメージ画像

牛の皮は、全般的に他の革より寸法が大きく、繊維が比較的均一で強度や耐久性に優れています。

そのため、加工がしやすい特徴があります。

牛革は、ほとんどの革製品に使えるほど万能な革です。

財布やバッグ、靴に家具用品など様々な用途で使われ、加工のバリエーションが豊富。

革製品で最も愛用される牛革は、リーズナブルなブランドから、憧れのハイブランドまで使われています。

商品の種類や扱うブランドなど幅広い選択枠から、自分の好みの物を選ぶことができます。

使い込んで味が出る

エイジング後の画像

革製品は、「経年変化」や「エイジング」と呼ばれる、使い込んで味が出る特徴があります。

紫外線や空気に触れることで色が変化をしていき、手の油分が革に吸収され、独特のツヤが出てきます。

長く使うほど、自分だけの色やツヤが出て、世界に1つだけのオリジナルの物ができていきます。

経年変化は、革製品の醍醐味でもあります。

傷がついてしまってもそれが自分の味になり、どんどん愛着が沸いていきます。

※エイジングについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 【保存版】革エイジング(経年変化)とは?失敗しない方法とメンテナンス

丈夫で長く愛用できる

長年使った革製品のイメージ画像

牛革は、とても丈夫な革で長く愛用することができます。

皮の表面が平たく滑らかで、皮膚の繊維組織が均一になっています。

この条件から、強度や耐久性があり、加工がしやすく、丈夫で長く愛用できる商品として牛革は最適な物になります。

肌触りがいい

本革の画像

いつも使う物は、触った時の感覚など肌触りも重要です。

牛革は、肌触りがいいのも大きな特徴。

触れた時の感覚や吸い付くような感触は、本物の革ならではの感覚です。

使うたびに触り心地のいい感覚は、気分を上げてくれます。

牛革のデメリット

商品を選ぶ時はメリットはもちろん、後から後悔しないようにデメリットを知っておく必要もあります。

もちろん優秀な牛革にもデメリットはあり

・水に弱い

・色落ちする

・同じものは作れない

・使い始めは固い

などがあります。

ここでは、牛革のデメリットをそれぞれ紹介していきます。

水に弱い

シミが付いているのが分かる図

牛革に限らず、本革は水に濡れてしまうと水分を吸収し繊維が固くなってしまいます。

また、濡れたまま放置してしまうと、そのまま水のあとが残ってしまったり、変色、型崩れもしてしまいます。

特に革が水分を大量に吸ってしまい、水ぶくれしてしまうと、元に戻すのはとても困難です。

つまり、革は水に弱いという弱点を持っています。

もし濡れてしまったら、布ですぐに拭いたり、乾かしたりするなどの対策が必要です。

また、本革は、乾燥にも弱く、定期的なメンテナンスが必要になります。

色落ちする

色落ちや色移りのが分かる画像

牛革は、紫外線や空気に触れることで色が変化したり、使い込むことで見た目が変化していきます。

色落ちや風合いが変わっていく経年変化が革製品の醍醐味でもあり、それを楽しみたい方には大きなメリットになります。

しかし、長く新品同様に使いたい方には、あまり向きません。

財布やバッグなど長く新品同様に使いたい方は、経年変化をしない加工をした革製品もあります。

プラダで有名な牛革に型押し加工を施した、傷や汚れに強い「サフィーアーノレザー」は、色落ちなどの見た目の変化も少なくおすすめです。

同じものを作れない

牛革のイメージ画像

牛革は人工ではなく、牛の皮を使うので、使われる牛の傷や表情などが一つ一つ異なります。

そのため、正確に同じものを作ることができません。

憧れの人や友人が使ってるものと同じものを買ったとしても、完全に同じような表情のものは手に入りません。

自分だけの物になるので、人によってはメリットになりますが、完全に同じ物が欲しい方にはデメリットになってしまいます。

使い始めは固い

新品の財布画像

革のなめし方(加工方法)や革の厚さなどによって、使い初めの固さは異なりますが、最初は固くて使いづらさを感じることもあります。

なめし方にも様々な種類があります。

代表的なものとして、タンニンなめしが比較的固く、クロムなめしが比較的柔らかくなるなめし方になります。

使っていれば、自然と馴染み柔らかく使いやすくなってきます。

最初はどうしても固くて使いづらさを感じる商品も多いので、割り切って使っていく必要があります。

牛革の種類と特徴

牛の画像

一言で牛革と言っても、牛革には様々な種類と名称があります。

皮を取る時の牛の年齢や性別の違いなど、それぞれ革の特徴や革表面の風合いなどが異なります。

牛革は、牛の年齢が若ければ若いほど希少性が高く、ランクが上がり高価になります。

若い牛の革は大人の牛の革と比べ、きめ細かくなめらかで高級感があります。

生後6ヶ月以内の子牛の革を使用した「カーフスキン」が牛革の中で最も上質な素材の革とされています。

カーフスキンの中でも、子牛の革に毛がついた「ヘアカーフ」は、さらに希少性が高く、なかなか目にすることができません。

革の生産地でも品質が異なり、イタリアやフランスなどのヨーロッパ産の牛革が品質も高く、最も上質とされています。

ヨーロッパ産の牛革は、多くのハイブランドの製品にも利用されています。

ここでは、それぞれの牛革の種類や特徴を紹介していきます。

 

牛革の種類と特徴
種類特徴
カーフスキン・生後6ヶ月以内の子牛の革
・牛革の中で最上級
・きめ細かくなめらかで軽い
ヘアカーフ・生後6ヶ月以内の子牛の革に毛がついた革
・カーフスキンよりも希少価値が高い
・毛が柔らかく肌触りが抜群
ハラコ・早生や死産してしまった子牛の革
・生産量がとても少ない高級素材
・とても柔らかくて傷も無く毛で覆われている
キップスキン・生後6ヶ月〜2年の子牛の革
・カーフスキンに次いで上質
・革自体がしなやかで手に馴染みやすい
カウハイド・生後2年以上の出産をしたメスの牛の革
・子牛と大人のオス牛の中間的ポジション
・柔らかさと強度がある
ステアハイド・生後2年以上のオスの牛の革
・牛革の中で最も一般的に使われる
・耐久性と強度があり様々な用途で使える
ブルハイド・生後2年以上の去勢されていないオスの牛の革
・牛革の中で特に固さがある丈夫な革
・靴底や工業用ベルトに使われる
バッファローレザー・水牛であるバッファローの革
・革製品には珍しく耐水性がある
・油分が多く深いエイジングが楽しめる

カーフスキン

牛革の種類の中でも最上級とされる「カーフスキン」

生後6ヶ月以内の子牛の革を使用しています。

大人の牛の革と比較して、きめ細かくなめらかで、軽いのが特徴。

希少価値が高く、カーフスキンを使用した商品は、高価格です。

また、革が柔らかく薄いため、傷がつきやすく繊細なので、定期的なメンテナンスが必要になります。

ヘアカーフ

カーフスキンよりも希少価値が高い「ヘアカーフ」

生後6ヶ月以内の子牛の革に毛がついた状態の革

子牛の毛のため、毛が柔らかく、しっとりとした触り心地が抜群の滑らかさを持っています。

カーフスキンよりもさらに希少価値が高く、あまり市場に出回らない、高級品です。

ハラコ

短い毛がついた希少性の高い「ハラコ」

早生や死産してしまった子牛の革を使用してます。

革はとても柔らかく、傷もほぼなく、毛で覆われています。

生産量がとても少なく、高級素材になります。

一般的に販売されているものは、ポニーなどをハラコと称して販売しているケースもあります。

キップスキン

カーフスキンに次いで上質な「キップスキン」

生後6ヶ月〜2年の子牛の革を使用しています。

カーフスキンほどではないものの、なめらかできめ細かいのが特徴。

大人の牛の革と比べると厚みはあまりなく、革自体がしなやかで、手に馴染みやすい革です。

カウハイド

カウハイドの画像

柔らかさと強度が特徴の「カウハイド」

生後2年以上の、出産を経験したメスの牛の革を使用しています。

子牛の革より強く、大人のオス牛の革よりも薄く、中間的なポジションとして使われる人気の種類です。

ステアハイド

牛革の中で最も一般的に使われる「ステアハイド」

生後2年以上のオスの牛の革を使用しています。

主に食用として生育された牛の革を使用するため、牛革の中でも特に供給量が多く、需要がとても高い人気の種類。

革の厚みも均一で、耐久性と強度があり、財布やバッグ、衣類など様々な用途で使用されています。

ブルハイド

固めの革質が特徴の「ブルハイド」

生後2年以上の去勢されていないオスの牛の革を使用しています。

牛革の中でも特に固さがあり、丈夫なのが特徴。

固く、丈夫な特徴から、靴底や工業用のベルトなどに使用されています。

去勢されていないオスの牛のため、オス同士で戦うことも多く、革表面に傷があることもあります。

バッファローレザー

バッファローの画像

革製品には珍しい耐水性がある「バッファローレザー」

水牛であるバッファローの革を使用しています。

革製品は、水に弱い特徴がありますが、バッファローレザーは、水辺に生息するバッファローの皮で作られており、耐水性があります。

また、革に油分を多く含んでおり、一般的な牛革よりも、深いエイジングを楽しむことができます。

牛革は経年変化(エイジング)を楽しめる

エイジングがわかる画像

経年変化(エイジング)とは、本革の製品を使用するに従い、革や全体の雰囲気が変化すること。

長く愛用することで、色やツヤ、なめらかさなどが自分の色に変化し、このエイジングが革製品の醍醐味でもあります。

革製品が全てエイジングをするわけではなく、本物の動物の革を使った本革が、エイジングを楽しむことができます。

本革である牛革は、経年変化、エイジングを楽しむことができる革です。

なめしという加工方法でも、エイジングに向いているものとそうでないものがあります。

なめしには、植物タンニンを使った「タンニンなめし」と、クロム化合物を使った「クロムなめし」の2種類があります。

タンニンなめしは、エイジングに適しており、クロムなめしは、エイジングの変化が乏しく、エイジングには不向きですが、柔らかく、頑丈な特徴があります。

また、タンニンなめしの中にも革の種類があり、ヌメ革やオイルレザーなどがあります。

エイジングに適しているエイジングに適さない
本革合皮
なめしタンニンなめしクロムなめし

革の種類
・ヌメ革
・ブライドルレザー
・オイルレザーetc

本革の牛革の中でも、加工方法で、エイジングに向いているものと向いていないものがあるので、購入前に確認するようにしましょう。

牛革の手入れ方法

革財布にブラッシングする画像

牛革は、丈夫で長く愛用することができますが、定期的な手入れをして、弱点の水や乾燥から守ってあげる必要があります。

また、定期的なメンテナンスをすることで、綺麗にエイジングしてくれます。

手入れと言ってもとても簡単で、

①ブラッシング

②クリームを塗る

③乾拭き

④防水スプレー

の4つの工程で完了です。

難しいことはなく、時間もかけずに、簡単にメンテナンスを行うことができます。

牛革の手入れに必要な道具

ブラシ、クリーム、布、防水スプレーの画像
牛革の手入れに必要な道具
道具用途
馬毛ブラシホコリやチリを落とす
乳化性クリーム水分と油分を補給する
クリームを塗る
防水スプレー革の防水性を高める

ホコリやチリを落とすブラシは、毛が柔らかく扱いやすい、馬毛ブラシがおすすめ。

クリームは様々な種類がありますが、初めての方は、乳化性クリームが扱いやすくおすすめです。

クリームを塗る布は、フランネル生地がおすすめではありますが、古着のTシャツなどでも代用が可能です。

防水スプレーには、シリコン系とフッ素系があり、革製品には、フッ素系の防水スプレーがおすすめ。

ブラッシングで革表面のほこりを落とす

ブラッシング画像

実際にクリームを塗る前に、ブラシで、革の表面についたホコリやチリを落としていきます。

ぱっと見では、あまりホコリなどがついていないように見えますが、意外とついてしまっているものです。

財布やバッグなどは、折れ目などの溝にホコリが溜まっていることが多くあります。

表面だけではなく、溝などもしっかりホコリを取るようにしましょう。

クリームを塗る

クリームを塗る画像

ブラシでホコリやチリを落としたら、次はクリームを塗っていきます。

布を指に巻き、クリームを取り、全体に満遍なく塗り伸ばしていきます。

乾拭きをする

クロスの仕上げ画像

一度クリームを塗ったら、余分なクリームを拭き取るため、布の乾いた部分で、軽く乾拭きをしましょう。

防水スプレーをかける

防水スプレーをする画像

最後に防水スプレーを吹きかけます。

基本的には、防水スプレーをかける革製品から30㎝ほど離して、全体にスプレーしていきます。

防水スプレーによって使用方法が異なることがあるので、使用する防水スプレーに使い方をチェックして利用しましょう。

手入れの頻度は月1回

手入れの頻度は、月に1回ほどが目安になります。

革が全く乾燥してない状態で、クリームでのメンテナンスを行う必要はありません。

頻度の高いクリームを使ったメンテナンスは、変色やカビの発生に繋がってしまいます。

月に1度を目安に、毎月1日や月末など自分がわかりやすい日に、クリームを塗った手入れを行いましょう。

また、ブラッシングや布で乾拭きなどを日常的に行うのもおすすめです。

人気の革ランキングトップ3

今回は、革製品の代表でもある牛革を紹介しました。

本革は、牛革以外にも、他の動物の革を使用したものもあります。

革の素材はどんなものが人気なのか気になる方も多いと思います。

ここでは、人気の革ランキングトップ3とそれぞれの革の特徴を紹介します。

牛革

牛のイメージ画像

革製品の中で最もポピュラーな「牛革(ぎゅうかわ)」

一般的なブランドからハイブランドまで多くのブランドが牛革を使用しています。

加工がしやすく、エイジングを楽しめる一般的な牛革から、牛革に型押し加工を施した傷や汚れに強いものまであります。

メンテナンスも比較的簡単で、革製品の中で最も愛用している人が多い人気No.1の革です。

牛革の代表的なものとして、カーフスキンやステアハイド、ブルハイドなどがあります。

どの革にしようか迷ったら、牛革にすれば間違いないというほどの一般的で人気の高いおすすめの革です。

 

代表的な牛革の種類と特徴
カーフスキン・牛革の中でも最上級の革。
・希少性が高く高価。
・きめ細かくなめらかで軽いのが特徴。
ステアハイド・牛革の中でも最も一般的に使われる革。
・供給量が多く需要がとても高く人気。
・耐久性と強度があり財布や衣類など様々な用途で使われる。
ブルハイド・牛革の中で特に固さがある丈夫な革。
・固く丈夫な特徴から靴底や工業用ベルトに使われる。

馬革

馬のイメージ画像

馬の革を使用した「馬革(ばかく)」

皮が比較的薄く、軽くて柔らかいのが特徴の革。

馬革の代表的なものとして、ホースフロントやコードバン、ホースヌメなどがあります。

しなやかで柔軟性がある馬革は、レザージャケットなどの衣類やソファーなどのインテリア製品にも多く使用されています。

生産量は、牛革よりも少なく、比較的希少な部類の革になります。

 

代表的な馬革の種類と特徴
ホースフロント・若い馬の皮を使った革
・とても柔らかくきめ細かいのが特徴
・衣類などに使われることが多い。
コードバン・希少性と質が高く高級の革
・美しい光沢と硬くハリがあるのが特徴
・メンズの財布などの革小物に使用される。
ホースヌメ・馬革の中でも特に人気の高い革
・馬革の中で特にエイジングを楽しめる。
・靴や財布などの小物に使用されることが多い。

鹿革

鹿のイメージ画像

鹿の革を使用した「鹿革(しかがわ)」

鹿革は、日本でも約1300年ほど前から使用されている、日本人にも馴染み深い革

とても軽く、非常に柔らかくて、通気性がいいのが特徴の革です。

代表的な種類として、ディアスキンやバックスキン、エルクレザーなどがあります。

デメリットとしては、銀面(表革のすぐ下にある層)が剥がれやすいので、注意が必要です。

 

代表的な鹿革の種類と特徴
ディアスキン・雌鹿から作られる革
・通気性がよく柔軟性がありレザーのカシミアとも言われる。
・レザージャケットやグローブなどに使われる。
バックスキン・雄鹿の革を起毛加工した革
・軽くて丈夫で、通気性に優れている。
・靴や手袋、ジャケットなどに使用される。
エルクレザー・ヘラジカから作られる革
・鹿革の中でも非常に厚みがあるのが特徴
・カバンやポーチなどの小物に使われることが多い

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