プエブロレザーはイタリアの伝統的な製法によって作られる革で、マットな質感と和紙のような独特の表面が特徴です。
魅力的な素材であるにも関わらず手間がかかる製法であるため、一時は消滅の危機にありましたがイタリアの革メーカーによって改良され、現在も生産されています。
今回はプエブロレザーの特徴やおすすめ商品、お手入れ方法について解説していきます。
本記事を読めばプエブロレザーの魅力や特徴が理解できるはずです。
魅力的な革製品を探している方に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。


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プエブロレザーとは

プエブロレザーはイタリアの伝統的な「バケッタ製法」を駆使して造られた革で、植物性タンニンで鞣された牛革にたくさんのオイルを染みこませ、手作業で革の銀面を擦り毛羽立たせているため、和紙のような手触りが特徴的な革です。
バケッタ製法は手間がかかる方法であるため一時は消滅のおそれがありましたが、1967年にフィレンツェで創業した「バダラッシ・カルロ社」が改良を加えて、現在も生産が行われています。
伝統的な表面加工による独特な表情は、昔と変わらず魅力的な素材として、広く人気を呼んでいます。
プエブロレザーの特徴

伝統的な製法により手間をかけて生み出されるプエブロレザーには、同素材ならではの特徴や魅力があります。
ここでは以下のプエブロレザーの特徴や魅力について解説していきます。
- 毛羽立った独特の表面
- 味わいのある経年変化が楽しめる
それぞれについて見ていきましょう。
毛羽立った独特の表面

プエブロレザーの大きな特徴はマットな質感の毛羽立った表面です。
牛革にオイルが加えられた後、真鍮ブラシによって表面を磨くことで、ザラザラとした独特な風合いが作り出されます。
どこか温かみのあるマットな質感の表面は、サラッとした手触りで手に馴染む感じが魅力的です。
スムースな表面で光沢のある革より、主張しすぎず落ち着いた仕上がりのアイテムを好む方におすすめの素材となっています。
味わいのある経年変化が楽しめる

プエブロレザーの経年変化は、しっとりした質感と革の色あいが深くなる点が大きな特徴です。
新品の状態では毛羽立った表面が圧力や油分の影響によって徐々に毛羽が寝ていき、色合いが濃く、しっとりと味わい深い表情に変化します。
大量の油分が加えられているため、傷が目立ちにくく、手間をかけずに経年変化が楽しめるのも大きな魅力です。
ブラシで磨かれる独特の表面加工と相まって、他の革にはない独特の表情の変化が楽しめます。
プエブロレザーのおすすめ商品

プエブロレザーの魅力について理解できた後は、プエブロレザーを使用した以下のおすすめ商品を紹介します。
- 札幌革職人館 馬蹄型小銭入れ
- sot コンパクトマネークリップ
- LITSTA ビルケース 長財布 Bill Case
- 池之端銀革店×札幌革職人館 別注モデル ギャルソンスリムウォレット
ひとつずつ見ていきましょう。
札幌革職人館 馬蹄型小銭入れ

本商品はプエブロレザーの美しさを活かした使い勝手がいいコインケースです。
メインポケットに小銭を収納し、本体を傾けて小銭を流すようにフラップ部分に広げて取り出すことができる、昔ながらのシンプルな機能性です。
プエブロレザーを使用したことがない方が、素材の魅力を体感するためにピッタリなアイテムです。
価格:18,700円(税込)
sot コンパクトマネークリップ

本商品は素材の質感を活かした、カードポケット付きのマネークリップです。
内側に配置されたマネークリップに挟んでお札を固定できて、取り出しも簡単に行える仕様になっています。
キャッシュレス決済中心の方におすすめのアイテムです。
価格:18,700円(税込)
LITSTA ビルケース 長財布 Bill Case

美しいプエブロレザーを贅沢に使用した、コンビカラーが魅力の長財布です。
内側に2色のレザーが組み合わされて配置されており、財布を開くたびに鮮やかなカラーリングを楽しめる仕様となっています。
カードポケットも7つ備わっており、収納力も十分なアイテムです。
価格:18,150円(税込)
池之端銀革店×札幌革職人館 別注モデル ギャルソンスリムウォレット

本商品は、プエブロレザーを使用した機能的でコンパクトなミニ財布です。
ギャルソンタイプの広々としたコインスペースが特徴で、小銭が一目で見やすく取り出しやすい構造になっています。
また、スリムなボディにカードポケットやお札入れも備え、必要なものをすっきり収納できます。
携帯性と使いやすさを重視する方におすすめの逸品です。
価格:23,100円(税込)

- 特徴
-
池之端銀革店の大人気シリーズcramp「ギャルソンスリムウォレット」をプエブロレザーで仕上げた、札幌革職人館だけの特別仕様です。
プエブロレザーのお手入れ方法

プエブロレザーはオイルが大量に含まれており、お手入れは頻繁に行う必要はありません。
おおよそ2カ月に1回程度を目安に行いましょう。
まずはプエブロレザーのお手入れに必要な物をまとめました。
すべてAmazonなどの通販で購入可能ですが、以下の札幌革職人館のWEBサイトでも購入できます。
ブラッシング

ブラッシングは汚れやホコリの上からクリームを塗ってしまわないように、馬毛ブラシで革の表面についたホコリや汚れを落とす工程です。
プエブロレザーの場合、表面が毛羽立っている使い始めの時期は、ブラッシングのみでお手入れは完了です。
作業時、縫い目や革の段差部分が汚れが溜まりやすいところなので丁寧に掃除するのがポイントです。
革を傷つけないように、優しくブラッシングしましょう。
保湿して浸透させる

表面の毛羽が寝てしっとりした質感になってきたら、一般的な革と同じようにブラッシングの後にクリームで油分を補給します。
手順ですがブラッシングをして汚れが落とせたら、保革用クリームを柔らかい布に少量ずつ取って全体に塗り広げます。
この時、円を描くように素早く塗っていくとムラなく馴染ませることができます。
ブラッシングしてから、30分〜1時間ほど日陰で放置して浸透させましょう。
乾拭きで仕上げ

クリームを馴染ませることができたら、新しく用意した柔らかい布で乾拭きします。
表面に残ったクリームを落として、表面のべたつきを防ぐのが目的です。
仕上げにブラシで磨き上げることで、革の隙間など布で拭けなかったクリームも馴染ませることができ、ツヤのある仕上がりになります。
※牛革のお手入れ方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
>> 牛革の手入れをわかりやすく解説!正しい保管方法も紹介!
まとめ
プエブロレザーは独特な魅力を持った歴史のある素材です。
一般的な革と違い毛羽立った表面が、革にこだわりのある方に好まれる独特な表情を見せてくれる点が最大の魅力です。
人と違ったアイテムが欲しい方は、本記事を参考にプエブロレザーのアイテムを使用してみてください。