自分で革製品に刻印を入れる方法を紹介!失敗しないコツも!

革の切れ端で刻印をしているイメージ画像

自分で革製品に刻印をしてみたいけど、どうすればいいかわからず困っていませんか?

実は、革への刻印を自分でやって失敗してしまうともう元には戻せなくなってしまいます。

しかし、コツを掴めば失敗せずに初めての方でも綺麗に刻印することができます。

革へ刻印をするには、刻印棒とハンマーがあれば簡単に自宅で行うことが可能です。

自分で刻印をするコツは、とにかくまっすぐ徐々に力を加えて打ちつけること。

そして、最も重要なのが、実際に打ちつける前に必要のない革で納得がいくまでテストをすることです。

テストをして自分でコツを掴めば、実際に刻印したい革製品に打ち付ける時の失敗の確率がグンと下がります。

そこでこの記事では、自分で革に刻印をする方法や失敗しないコツなどを紹介します。

ぜひ参考に、お気に入りの革製品に自分で刻印をしてみましょう。

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刻印は革を掘って文字や絵を入れる方法

革に刻印がしてあるイメージ画像

刻印は、刻印する道具を使って革に凹凸の形状を写し、文字や絵を入れる方法です。

そんな革製品の刻印は、一般的には「打刻(だこく)」と言われる方法のことを指します。

打刻は、打刻印(刻印棒)というハンコのようなものを使い、文字などを入れたいところに押し当て上から叩きます。

そうすることで、革に凹凸ができて文字などを入れることができます。

なので、実際に文字を書いたりするのではなく、革を掘って文字などを入れるのが刻印の方法です。

そのため、一度刻印を入れると消すことは難しく、消せたとしても必ず跡が残ってしまいます。

革へ文字を入れる方法は他にも、焼印やプレス機での刻印などがありますが、一般の方でも簡単に道具を揃えてできるのが打刻です。

この記事では、刻印のことを一般的に使われる、打刻として紹介していきます。

刻印に適している革と適していない革

ヌメ革のイメージ画像

革には様々な種類があり、綺麗に刻印できる革とそうではない革があります。

適していない革に刻印をすると、文字が目立ちにくかったり、穴が空いてしまったりしてしまいます。

なので、基本的には刻印に適している革でだけ刻印をするようにしましょう。

そこでここでは、実際に刻印に適している革と適していない革を紹介します。

刻印に適している革

刻印に適している主な革の種類
・ヌメ革
・オイルドレザー
・エルバマット
・栃木レザー
・プエブロレザー
・ミネルバボックス
・ブライドルレザー

刻印をするには、革に1mmなどある程度の厚みがあり、程よい硬さがある、刻印を記録してくれる革が適しています。

特にレザークラフトでよく使われるヌメ革は、綺麗に刻印を残してくれるおすすめの革です。

ヌメ革は、動物の皮を製品として扱えるようにするなめしを「タンニンなめし」という方法で作られています。

このタンニンなめしされた革は、成形性がよく、刻印の形状を綺麗に記録してくれます。

どの革が刻印に適しているか迷った場合は、タンニンなめしされた革を選びましょう。

※「なめし」について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> なめし革とは?3種類あるなめし革を革の専門家がわかりやすく解説!

刻印に適していない革

エンボス加工のイメージ画像
刻印に適していない主な革の種類
・型押し
・シュリンクレザー
・シボ革
・クロムなめしの革
・エンボスレザー

刻印が向いていない革の1つに「クロムなめしされた革」があります。

刻印に向いているタンニンなめしと比べ、クロムなめしは、柔軟性が高くやわらかいため刻印を入れてもすぐに形が戻り薄くなってしまいます。

また、傷がつきにくい特徴もあるため、革を掘って入れる刻印は綺麗にできないこともあります。

他にも、薄すぎる革や硬すぎる革も刻印には向いていません。

そして、ヌメ革であってもエンボス加工など素材に凹凸をつける加工をされている革も刻印には適していません。

エンボス加工は、高級感が出て傷が目立ちにくいメリットがありますが、そのメリットが逆に刻印にとってはデメリットになってしまいます。

刻印自体も非常に目立ちにくいので、エンボス加工などの凹凸のある素材も刻印を避けるのが無難です。

※エンボス加工について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> エンボス加工とは?特徴からメリットデメリットまで完全解説

自分で刻印するのに使うアイテム

刻印、ハンマー、打ち台のイメージ画像

刻印アイテムを揃えれば、簡単に自分で革に刻印することができます。

革の刻印で揃えるアイテム
・刻印棒(革に実際に刻印するアイテム)
・ハンマー(刻印棒を上から叩くアイテム)
・打ち台(あればいいがなくてもOK)

この3つだけ用意すれば、実際に革に刻印することができます。

打ち台は、専用のものがあればベストですが、無くてもまな板やテーブルなどで代用ができます。

刻印棒は、ホームセンターやDIYショップで購入することができますが、取り扱いがない店舗も多いので、Amazonなどのネットショップで買うのが手っ取り早いです。

ハンマーは、「木槌」か「レザーカービングハンマー」がおすすめ。

普通の金槌など、鉄のものだと力が入りすぎて失敗する原因になってしまいます。

最低限揃えるアイテムとして、刻印棒とハンマーがあれば簡単に自分で刻印ができます。

アイテム
商品ページ
価格
刻印棒
商品ページを見る
2,350円
ハンマー
商品ページを見る
1,539円
打ち台
商品ページを見る
2,244円

アルファベットの刻印は安価ですぐできる!

アルファベットの刻印であれば、Amazonや楽天などのネットショップで比較的安価で購入することができます。

アルファベットと数字が一通り入っていて、安いものだと1,000円前後で購入できます。

まずはお試しでやりたい方は、ここから初めるのもおすすめです。

また、文字以外のちょっとした絵の刻印棒も比較的安価で購入できるものもあるので、気になる方はチェックしてみましょう。

アイテム商品ページ価格
デザイン刻印棒(セット)商品ページを見る1,050円

オリジナルロゴ刻印は専門ショップで作れる!

ロゴの刻印棒のイメージ画像

アルファベットや数字では無く、オリジナルのロゴを刻印したい人も多いと思います。

オリジナルロゴも刻印棒さえ作ってしまえば、様々な革に自分のロゴを刻印することができます。

オリジナルロゴの刻印は、ロゴのデータを作り、専門店に依頼をすると作成してくれます。

料金は、サイズやデザインによって異なりますが、1万円ほどでオリジナルのロゴを作成が可能。

「刻印 オリジナル」などで検索すると、様々なお店がでてくるので、自分にあったお店でオリジナルロゴの刻印を作ってみましょう。

アイテム商品ページ価格
オリジナルロゴ刻印商品ページを見る9,350円

自分で革にクッキリ刻印をする方法

革に綺麗に刻印されているイメージ画像

自分で綺麗に刻印をするのに用意する物は、刻印棒、ハンマー、水の3つだけです。

水で刻印をしたい部分を湿らすと上手に刻印をすることができます。

手順は、刻印したい部分を湿らせ、刻印棒をハンマーで打ちつけるだけと、とても簡単です。

ここでは、実際に自分で革にクッキリ刻印する方法を紹介していきます。

必ずいらない革で先にやってみる

革の切れ端で刻印をしているイメージ画像

実際に刻印をしたい部分にいきなり刻印するのではなく、必ず必要のない革で先にテストをしてください。

テストをすることで、実際に刻印する時の成功確率が格段に上がります。

自分が納得がいくまで何度もテストをするのがおすすめです。

レザークラフトなどで余っている革や使わなくなった革製品などがある場合は、テストとして刻印してみましょう。

もし余ってる革のものがない場合は、ネットで「革 はぎれ」などで検索すると安価で購入できる革の素材が出てきますので、そちらを購入してテストをしてください。

アイテム商品ページ価格
革はぎれ詰め合わせ50g商品ページを見る70円

刻印したい部分だけを水で湿らせる

刻印する部分を水で濡らしてるイメージ画像

刻印を打つ前に、刻印したい部分に水をつけて革を湿らせます。

革を水で濡らすことで、刻印がされやすくなり、乾いた後もそのままの形状を保ってくれます。

水の量は、革の色が少し濃くなるほどが目安。

ひたひたになるまで濡らす必要はありません。

濡らしすぎると逆に革にダメージを与えてしまうので気をつけましょう。

水で濡らす際は、筆やスポンジがあると、刻印したい部分だけをピンポイントで濡らすことができます。

筆やスポンジがない場合は、濡らして絞ったティッシュを使うのもおすすめです。

※シミになりやすい革は表から濡らさず、裏から湿らせる。裏からコバ処理液をつけると更にくっきり仕上がる。コバ処理液は油分が入っていないものが望ましい。

テーブルやまな板など硬くて平らなところで打つ

濡らした革を平らなところに置いているイメージ画像

水が革に馴染んだら、硬くて平らなところに革を置いて、刻印棒を打ちつけます。

刻印する時は、刻印用の打ち台があるのが理想です。

しかし、打ち台が無い方も多いと思います。

その場合は、テーブルやまな板など硬くて平らなところに革を置いて打ちつけましょう。

間違っても、絨毯など柔らかいところでやらないように注意が必要です。

革に刻印を打ち付ける

水に濡らし、硬くて平らなところに革をおいたら実際に刻印棒を打ちつけます。

刻印したいところに、刻印棒をまっすぐ当て、ハンマーで刻印棒を上から叩きます。

ハンマーを打つ時は、最初は軽く、徐々に打つ力を強くして5回程度叩くのがポイント。

打つ力が強すぎると、革が破れたり切れたりする可能性があるので注意が必要です。

なので、必要の無い革でテストを行う時に、どれくらいの力加減が綺麗に打てるのかしっかりテストをしてください。

これを知らないと失敗する!刻印をする時の注意点!

刻印が失敗して汚くなってしまっているイメージ画像

刻印をする時に特に注意が必要なのが、まっすぐ打つことです。

垂直にまっすぐ打たないと、傾いてる方向に力が入り文字が潰れたようになってしまいます。

傾いた状態で一度刻印をしてしまうと元に戻すことができません。

まっすぐに打つコツは、刻印棒を垂直に持ってしっかり固定し、刻印棒の中央を叩くように意識すること。

しっかり固定をしないと、叩いた時に刻印棒がブレてしまうので注意が必要です。

刻印する時は、とにかくまっすぐを意識して、テストで何度も試し打ちをしましょう。

また、打つ際の力加減も重要です。

最初に強く1回で打ちつけてしまうと、思っていたものと違う加減になることがあります。

ハンマーを打つ時のコツは、最初は軽く打ち、徐々に力を入れて5回ほど叩くこと。

そうすれば、力加減の失敗も少なくなります。

まずは、刻印棒をまっすぐにすることを意識して、徐々に力を入れるように5回ほど叩くのを意識しましょう。

失敗をしないためにも必要の無い革で何度もテストをするのが重要です。

プロに頼めば綺麗に思い通りの刻印ができる

自分で刻印をして失敗したく無い方や少し複雑な自分のデザインを刻印したい方は、プロに刻印を依頼するのもおすすめです。

プロに刻印を頼めば、自分の理想の刻印を綺麗にしてくれます。

打刻以外にも、色が付いている刻印や焼印などを行ってくれるところもあります。

料金は、サイズやデザインなどによって異なりますが、5千円ほどから2万円ほどでプロに刻印を依頼できます。

ネットで「革 刻印 依頼」や「革 刻印 持ち込み」などと検索すると様々な店舗が出てきます。

それぞれの店舗で特徴などがあるので、自分がやりたいものがあるか覗いてみてください。

大切な革製品に刻印をしたい人は、プロへの依頼も候補の1つに入れてみましょう。

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