いつも使っている革製品を何気なく見てみてみたら、いつの間にか艶がなくなっており、お出かけに持っていくのをためらったことはないでしょうか。
その際イメージだけで艶出しのためのお手入れを行っても、状態が良くならず道具代や時間の無駄になってしまうことがあります。
まず革製品の艶出しを行う前に、コーティングの有無を確認する必要があります。
今回は革製品の専門家による正しい艶出し方法に加えて、手軽に艶出しができるラナパーを紹介します。
記事を見れば、美しさが戻ったお気に入りのアイテムを持って、楽しくお出かけできるようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
革製品を艶出しする前に確認すべきこと
艶出しする前にお手入れする革製品にコーティング加工が行われているか確認しましょう。
コーティング加工とは、エナメルやガラスレザーといった種類の革に行われる加工のことで水や汚れが染みこまず、均一な色合いや艶を生み出すことができます。
コーティングの有無を確認するには2つの方法があり、一つは「目立たない部分に水をかけて確認する」方法で革に水が染みこむかどうかで判断します。
コーティング加工がされている場合は水が染みこむことはなく、未加工の場合は水が染みこみます。
もう一つの方法はメーカーやショップに連絡して確認する方法です。
自分で確認するのが難しいと判断した場合は、連絡した方が確実です。
コーティングがある場合の艶出し
確認してコーティングされている革だった場合、革に水分や油分が浸透することがないため、艶出し作業を行うことはできません。
コーティングされている革へのお手入れは、乾拭きや水拭きで表面の汚れを落とす程度に限られます。
コーティング加工の特性上、現状維持以上の対応が難しいといえます。
どうしてもあきらめきれない場合は、販売店やメーカーに相談すると解決方法が見つかるかもしれません。
コーティングがない場合の艶出し
コーティング加工がされていない革には艶出しを行うことができます。
ここでは専門家による基本的な革製品の艶出し方法を紹介します。
必要なもの
まず革製品の艶出しに必要な物をまとめました。
すべてAmazonなどの通販で購入可能ですが、以下の札幌革職人館のWEBサイトでも購入できます。
ブラッシング
汚れやホコリの上からクリームを塗ってしまわないように、馬毛ブラシで革の表面についたホコリや汚れを磨き落します。
縫い目や革の段差部分が汚れの溜まりやすいところなので丁寧に掃除するのがポイントです。
革を傷つけないように、優しくブラッシングしましょう。
保湿して浸透させる
汚れが落とせたら、保革用クリームを柔らかい布に少量ずつ取って全体に塗り広げます。
この時、円を描くように素早く塗っていくとムラなく馴染ませることができます。
クリームを革に馴染ませるため、再度ブラッシングを行い、30分〜1時間ほど日陰で放置して浸透させましょう。
乾拭きで仕上げ
クリームを馴染ませることができたら、用意したポリッシングクロスで乾拭きし、艶を出すように磨きます。
表面にクリームが残ってしまうと、シミや変色の原因になってしまう場合があるので、しっかりと拭き取るようにしましょう。
仕上げにブラシで磨き上げることで、革の隙間など布で拭けなかったクリームも馴染ませることができ、さらに艶のある仕上がりになります。
※牛革のお手入れについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 牛革の手入れをわかりやすく解説!正しい保管方法も紹介!
ニベアやワセリンの艶出しは注意が必要
革製品の手入れにニベアやワセリンで油分を補給する方法があり、専用の保革クリームと同様に革の油分を補い、乾燥から守ることができます。
しかし革専用のクリームではないため、使用感は保革クリームと同等のものではなくシミになる可能性もあります。
あくまで代用品になるので、艶出しに使用する場合は注意が必要です。
革製品の艶出しを簡単にしたいならラナパーがおすすめ
ラナパーとは「蜜蝋」と「ホホバオイル」から作られた製品で、革製品に薄く塗るだけで表面をコーティングし撥水や艶出し、保護してくれるアイテムになります。
使用方法は、専用のスポンジを使用して革表面に薄く伸ばすだけです。
基本的にはこれでお手入れ完了ですが、ラナパーのオイル感が気になる方は柔らかい布で乾拭きするのをおすすめします。
※蜜蝋について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 蜜蝋はハチの巣から作られる!蜜蝋の特徴から注意点まで徹底解説!
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まとめ
革製品の艶出しは、お手入れする製品のコーティングの有無を確認して正しい方法で行う必要があります。
専用のお手入れ用品を用意するのが面倒だという方は、ラナパーさえあれば簡単に艶出しすることができるのでおすすめです。
眠っていた革製品の艶を蘇らせたい方は、本記事を参考にお手入れを行ってみてください。