牛革の手入れをわかりやすく解説!正しい保管方法も紹介!

バッグにクリームを塗って置いている画像

牛革の製品を購入して手入れをしながら長く使いたいけど、手入れ方法がよくわからなくて困っていませんか?

実は、牛革の製品は手入れをしないと、ひび割れや大きな傷がつきやすくなるトラブルの原因になります。

しかし、牛革の財布やバッグ、革靴の手入れはとても簡単に行えます。

基本的には、ブラッシングをしてホコリやゴミを払い、クリームを塗って、防水スプレーをかけるだけで完了です。

また、手入れの頻度は多すぎると逆効果になるので、月に1度ほどの手入れで十分です。

ただそんなことを言っても、その手入れの方法が分からずに困っている人がほとんどだと思います。

そこでこの記事では、牛革の財布やバッグ、革靴の簡単で正しい手入れ方法を初めての方でもわかりやすく紹介していきます。

また最後には、手入れが楽になり革のトラブルを防げる正しい保管方法も紹介しているので、ぜひ参考に大切な牛革製品の手入れをしてみましょう。

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目次

  1. そもそも牛革ってどんな革?
  2. 牛革は手入れが必要
  3. 牛革の財布の手入れ方法
  4. 牛革のバッグの手入れ方法
  5. 牛革の靴の手入れ方法
  6. 牛革の手入れでニベアやワセリンを使うのは注意が必要
  7. 手入れが楽になる牛革製品の保管方法

そもそも牛革ってどんな革?

牛革の商品の画像

牛革は、牛の皮をなめしという革の加工方法で作られた革のこと。

「なめし(鞣し)」とは、動物の皮から、腐敗の原因となるタンパク質や脂肪を取り除き、薬品を使って、生の動物の皮から革製品として使える革にする加工技術です。

つまり、牛の皮をなめして作られた革が、牛革ということになります。

そんな牛革は、肌触りがよく、丈夫で長く使うことができ、加工しやすいことから、革製品の中で最も人気のある革です。

牛革の主な種類

牛革

実は牛革には、様々な種類と名称があります。

皮を取る時の牛の年齢や性別の違いなど、それぞれの革によって特徴が異なり、希少価値によって価格も変わってきます。

主な牛革の種類と特徴
種類
特徴
価格の高さ
カーフスキン・生後6ヶ月以内の子牛の革
・牛革の中で最上級の革
・きめ細かくなめらかで軽い
★★★★☆
キップスキン・生後6ヶ月〜2ヶ月の子牛の革
・カーフスキンに次ぐ上質な革
・革自体がしなやかで手に馴染みやすい
★★★☆☆
カウハイド・生後2年以上の出産したメスの牛の革
・子牛より強くオスの牛より柔らかい
・柔らかさと強度がある
★★☆☆☆
ステアハイド・生後2年以上のオスの牛の革
・牛革の中で最も一般的に使われている
・耐久性と強度があり色々な用途で使われる
★★☆☆☆
ブルハイド・生後2年以上の去勢されていないオスの牛の革
・牛革の中で特に丈夫な革
・靴底や工業用の商品に使われる
★★☆☆☆
ハラコ・早生や死産してしまった子牛の革
・生産量がとても少なく高級な革
・とても柔らかく傷も無く毛で覆われている
★★★★★

※牛革の種類についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 革専門店が教える牛革の全て!特徴やデメリットも紹介!

牛革のメリットとデメリット

牛革の革製品のイメージ画像

牛革は、丈夫で長く愛用できて、肌触りがいいという特徴があります。

汎用性も高く革製品に最も使われる素材の1つです。

また、牛革は高級感があり、使い込むほど味が出るエイジングを楽しむことができる革製品もとても多いです。

しかしそんな反面、水に弱いというデメリットもあります。

牛革の製品は水の影響をダイレクトで受けてしまい、濡れたまま放置してしまうと、変色や型崩れが起きてしまい最悪の場合元に戻せなくなってしまいます。

牛革の製品が雨などで濡れてしまった場合は、すぐに拭いたり乾かしたりなど、必ず対策が必要です。

※水に濡れてしまった場合の手入れについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 革のバッグの手入れ方法を紹介!水に濡れた場合の対処方法は?

牛革は手入れが必要

クリームを塗る画像

牛革の製品は、定期的な手入れをすることで、長く愛用することができ、綺麗なエイジングをしてくれます。

そんな牛革には油分が含まれており、その油分が無くなり乾燥することで、ひび割れや深い傷ができやすくなります。

なので、革を乾燥させないために革クリームを使って油分を足してあげることが、手入れの大きな役割です。

しかし、手入れをしすぎて革に油分が多くなると、革が柔らかくなりすぎたり、カビが生える原因になってしまいます。

製品にもよりますが、1ヶ月に1度くらいを目安に行うようにしましょう。

また、日常的にブラシや乾いた布で汚れを落としてあげるのもおすすめです。

※エイジングについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 【保存版】革エイジング(経年変化)とは?失敗しない方法とメンテナンス

牛革の財布の手入れ方法

牛革の財布の画像

ここからは、牛革の製品で最も使われる、財布、バッグ、革靴の手入れ方法を順番に紹介していきます。

まずは財布の手入れ方法を紹介します。

財布は毎日のように持ち出すものなので、しっかりとメンテナンスをしてあげましょう。

手入れの頻度は1ヶ月に1度

財布の革クリームを使った手入れは、1ヶ月に1度の頻度で十分です。

革クリームを使った手入れをしすぎると、革に油分が多くなり逆効果になってしまいます。

財布は革製品の中でもよく手で触るもので、手の油分が財布に移り、そこにクリームを追加すると革の油分が多くなりすぎてしまいます。

なので、毎月1日や月末など、決まった日にちに手入れをする習慣をつけてみてください。

使う道具とおすすめ商品

クロス/馬毛ブラシ/革クリーム/防水スプレーの画像

牛革の革クリームを使った手入れに必要な道具を紹介します。

どれを購入すればいいのかわからない場合は、商品ページにておすすめの商品を紹介しているのでぜひ参考に道具を揃えてみてください。

道具商品ページ価格(税込)
馬毛ブラシ商品ページを見る1,430円
乾いた布(クロス)商品ページを見る550円
革クリーム商品ページを見る1,650円
防水スプレー商品ページを見る2,420円

牛革の財布の手入れは、4つの道具を揃えるだけで簡単に行えます。

革用ブラシでホコリや汚れを落とす

ヌメ革の製品をブラッシングでホコリを落としているイメージ画像

まずは、革用のブラシで財布の表面についたホコリや汚れを落とします。

特に革の折れ曲がっているところやシワがある部分は、ホコリが溜まりやすいので、念入りに行うようにしましょう。

革クリームを少量薄く塗る

ヌメ革の製品に革クリームを塗っているイメージ画像

乾いた布に革クリームを少量取り、薄く全体に伸ばしていきます。

革クリームの量は、米粒程度が目安。

一度に多くの量をつけてしまうと油分が多くなりすぎてしまうので注意しましょう。

軽くブラッシングをする

ヌメ革の製品をブラッシングしているイメージ画像

クリームを塗ったら、再度ブラシで全体をブラッシングします。

クリームを塗った後にブラッシングをしてあげることで、クリームが革に馴染みやすくなります。

また牛革は、ブラッシングをしてあげることで、綺麗なツヤが出てくれます。

力を入れずに優しく全体を撫でるようにブラッシングをしてあげましょう。

乾いた布で乾拭きをする

ヌメ革の製品を乾拭きしているイメージ画像

革クリームを塗り終えたら30分〜1時間ほど置いてクリームを浸透させて、乾いた布で乾拭きを行い、余分なクリームを取り除きます。

余分なクリームが残ってしまうと、シミや変色などの原因になってしまいます。

乾拭きは、優しく全体を撫でるように拭くのがポイントです。

防水スプレーをかける

ヌメ革の製品に防水スプレーをしているイメージ画像

最後に防水スプレーを吹きかけます。

玄関など換気されたところで、新聞紙などに財布を置き、スプレーを財布から30㎝ほど離して全体にバランスよく吹きかけます。

防水スプレーをしてあげることで、水や汚れのトラブルを最小限に抑えてくれます。

※防水スプレーについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> おすすめの防水スプレー6選!実は使ってはいけない素材もある!

日常的にやりたい手入れ方法

財布を軽くブラッシングしている画像

革クリームを使った手入れは、1ヶ月に1度を目安に行います。

日頃行うメンテナンスとしては、帰ってきた時に日常的にブラッシングをしてあげるのがおすすめです。

日常的にブラッシングをしてあげることで、黒ずみなどの汚れを防いで綺麗な状態を保ってくれます。

他にも、軽い傷が目立たなくなり、革にツヤが出やすくなります。

自宅に帰って、財布をしまう前に軽くブラッシングをしてあげる習慣をつけましょう。

※革財布のお手入れについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 5分で出来る失敗しない革財布の手入れ方法!手入れ不要の裏技も紹介

牛革のバッグの手入れ方法

牛革バッグの画像

次は、牛革のバッグの手入れ方法です。

牛革のバッグの手入れはとても簡単で、ホコリを落とし、革クリームを塗り、少し置いてから乾拭きをして防水スプレーを吹きかけるだけです。

ここでは、牛革のバッグの具体的な手入れ方法を紹介していきます。

手入れの頻度は1ヶ月~2ヶ月に1度

クリームを使った牛革のバッグの手入れは、1ヶ月〜2ヶ月に1度の頻度で十分です。

クリームを使った手入れの頻度が多すぎると、柔らかくなりすぎてバッグの形が崩れたり、革に油分が多くなりカビの発生の原因になってしまいます。

毎日のように使う場合は月に1回

週末だけ使うなど、あまり使う頻度が多くない場合は、2ヶ月に1度を目安に手入れをしましょう。

使う道具とおすすめ商品

牛革の手入れで使う道具の画像

まずは、牛革のバッグの手入れに使う道具を紹介します。

どれを購入すればいいのかわからない場合は、商品ページにておすすめの商品を紹介しているのでぜひ参考に道具を揃えてみてください。

道具商品ページ価格(税込)
馬毛ブラシ商品ページを見る1,430円
乾いた布(クロス)商品ページを見る550円
革クリーム商品ページを見る1,650円
防水スプレー商品ページを見る2,420円

牛革のバッグの手入れは、4つの道具を揃えるだけで簡単に行えます。

革用ブラシでホコリや汚れを落とす

バッグをブラッシングしてホコリを落とす画像

初めに 革用のブラシを使って、バッグについているホコリや汚れを落とします。

革の折り返し部分やシワがある部分は、ホコリやゴミが溜まりやすいので、念入りにブラッシングをしてあげましょう。

乾いた布にクリームを少量取り全体に馴染ませる

バッグに革クリームを塗る画像

乾いた布に革クリームを少量取り、バッグ全体に薄く馴染ませるように塗り広げます。

牛革のバッグに革クリームを塗るポイントは、少量の革クリームを少しずつ、薄く手早く円を描くように塗り広げることです。

革クリームを塗る量が多すぎると、ベタついたり革にシミができてしまいます。

革クリームの量は、少なすぎるかな?と思うくらいの少量が適量で、もし足りなかった時に追加するようにしましょう。

クリームを塗ったら再度ブランシングをする

クリーム塗布後にブラッシングをしている画像

クリームを革全体に塗り広げた後に、再度全体を優しくブラッシングします。

クリームを塗った後にブランシングをしてあげることで、よりクリームが内部に浸透しやすくなり、バッグに艶も出やすくなります。

30分~1時間ほど置いてクリームを馴染ませる

バッグにクリームを塗って置いている画像

牛革のバッグ全体に革クリームを塗り広げ、再度ブランシングをしたら、革にクリームを馴染ませるために、30分〜1時間ほど置いておきます。

日光が当たるところは避けて、風通しのいい日陰に置いておくのがポイントです。

日光が当たるところに置いておくと、日焼けや乾燥の原因になるので注意しましょう。

乾いた布で乾拭きをする

バッグを乾拭きしている画像

30分〜1時間ほど置いて革クリームがバッグに馴染んだら、乾いた布でバッグ全体を乾拭きします。

乾拭きをすることで、牛革のバッグに浸透しなかった、余分な油分を拭き取ることができます。

乾拭きをしないで余分な油分が一部だけ残ってしまうと、そこだけ変色したりシミになることもあります。

革クリームを塗って馴染ませたら、忘れずに乾拭きをしましょう。

乾拭きをする時は、力を入れず優しく表面を撫でるように拭いてあげるのがポイントです。

防水スプレーをかける

バッグに防水スプレーをしている画像

乾拭きをしたら、仕上げにバッグ全体に防水スプレーを吹きかけます。

玄関など換気されたところで、新聞紙などにバッグを置き、スプレーを財布から30㎝ほど離して全体にバランスよく吹きかけます。

牛革は水に弱いので、防水スプレーをかけてあげることで、水濡れや汚れのダメージを最小限に抑えることができます。

日常的にやりたい手入れ方法

バッグをブラッシングしている画像

革クリームを使った手入れは、1ヶ月〜2ヶ月に1度行うのがおすすめですが、日常的に手入れをしてあげるのも大切です。

日常的に、牛革のバッグを使用したら、バッグ全体をブラッシングして、ホコリや汚れを落としてあげましょう。

ホコリや汚れを落とすのはもちろん、牛革のバッグを日常的にブラッシングしてあげることで、綺麗なツヤが出てきます。

牛革のバッグを持って出かけたら、帰宅後バッグを片付ける前に全体を軽くブラッシングしてあげましょう。

※革バッグのお手入れについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 革バッグの汚れ落とし方法!汚れる原因と普段のお手入れ方法も解説!

牛革の靴の手入れ方法

綺麗な革靴のイメージ画像

最後に牛革の靴の手入れ方法です。

靴の汚れを落として、革クリームを塗って、磨けば完了です。

ここでは、具体的な牛革の靴の手入れ方法を紹介していきます。

手入れの頻度は10回履いたら1度

牛革の靴の革クリームを使った手入れの頻度は、10回履いたら1度手入れをするのが目安です。

10回履いたら1度、革クリームを使った手入れをするのが基本ですが、履いた数を数えるのも面倒だと思います。

そんな時は、2週間〜1ヶ月に1度の頻度で、決まった曜日や日にちに手入れをしてあげましょう。

革クリームを使った手入れは、頻度が多すぎると革に油分が多くなり、型崩れなどの原因になってしまいます。

10回履いたら1回。もしくは、2週間〜1ヶ月に1度の頻度で手入れをしてあげましょう。

※革靴と革クリームの関係についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> ミンクオイルは革靴に使うべきではない?正しいメンテナンスとは?

使う道具とおすすめ商品

革靴メンテナンスに使う道具の画像

まずは、牛革の靴の手入れに使う道具を紹介します。

どれを購入すればいいのかわからない場合は、商品ページにておすすめの商品を紹介しているのでぜひ参考に道具を揃えてみてください。

道具商品ページ価格(税込)
馬毛ブラシ商品ページを見る1,430円
豚毛ブラシ商品ページを見る2,970円
乾いた布(クロス)商品ページを見る550円
革クリーナー商品ページを見る770円~3,300円
革靴クリーム商品ページを見る1100円
グローブクロス商品ページを見る660円
防水スプレー商品ページを見る2,420円

牛革の靴は、揃える道具が財布やバッグよりも多くなってしまいますが、ぜひ揃えて牛革の靴を手入れしてみましょう。

馬毛ブラシでホコリや汚れを落とす

山羊毛ブラシでブラッシングしているイメージ画像

まずは馬毛ブラシを使って、靴表面についているホコリやゴミをブラッシングをして落とします。

靴のフチ部分はホコリやゴミが溜まりやすいところなので、重点的にブラッシングをしましょう。

また、シューキーパーがある人は、シューキーパーを入れることで、靴のシワが伸びて手入れがしやすくなるのでおすすめです。

革クリーナーで汚れを落とす

靴クリーナーで汚れを落としているイメージ画像

ブラッシングでホコリを落としたら、乾いた布に革クリーナーを馴染ませて、靴全体を軽く拭いて汚れを落としていきます。

以前に塗ったクリームなども時間がたつと汚れになってしまうので、クリーナーでしっかり落とすのが大切です。

馬毛ブラシでのブラッシングと革クリーナーで汚れを落とす手順を2回ほど行うと、1回では落ちきれなかった汚れも落とすことができます。

靴クリームを乾いた布に少量取り全体に塗り広げる

靴クリームを塗っているイメージ画像

クリーナーで靴の汚れを落としたら、靴クリームを塗っていきます。

乾いた布にクリームを少量取り、靴全体に薄く塗り広げていきます。

クリームの量の目安は、米粒2粒〜3粒程度の量で十分です。

量が多すぎると牛革の油分が多くなり型崩れの原因になるので注意が必要です。

豚毛ブラシで全体をブラッシングしてクリームを馴染ませる

ブラシで馴染ませる参考画像

靴クリームを靴全体に塗り広げたら、靴にクリームを浸透させるために、豚毛ブラシを使ってクリームを均一に靴全体に伸ばします。

豚毛ブラシを使って、クリームを伸ばすポイントは、ブラシを大きく動かすこと。

力を入れずに優しく、大きく動かしながらブラシを動かしてクリームを伸ばしましょう。

シュークロスを使って全体を磨く

グローブクロスで全体を磨く参考画像

豚毛ブラシでクリームを全体に伸ばしたら、30分~1時間ほど時間を置いてクリームを浸透させます。その後、グローブクロスで乾拭きをして、余分なクリームを取り除きながら磨いていきます。

普通の乾いた布でも問題ありませんが、グローブクロスを使うことで、より綺麗に余分なクリームを取り除くことができ、靴に綺麗なツヤが出てきます。

防水スプレーをかける

商品画像

必須ではないですが、最後に軽く防水スプレーをかけてあげるのもおすすめです。

牛革の靴に防水スプレーをかけてあげることで、靴に防水効果を出すことができ、汚れがつきづらくなります。

ただし、ツヤのある革靴に防水スプレーをすると、ツヤ感がなくなってしまうこともあるので、気になる方は注意しましょう。

日常的にやりたい手入れ方法

ブラッシングの画像

靴クリームを使った定期的な手入れは必要ですが、日常的な手入れも大切です。

牛革の靴を1日履いて出かけると、靴にホコリやゴミなどが付着します。

ホコリやゴミを付着したままにしておくと、牛革の油分が奪われて乾燥する原因になってしまいます。

帰宅をしたら、馬毛ブラシで靴全体をブラッシングして、ホコリやゴミを払い落としてあげましょう。

牛革の靴を使った時の日常的な手入れはこれで十分です。

日常的なブラッシングは、ホコリやゴミを落とすのはもちろん、靴にツヤも出てきます。

また、もう少しこだわりたい方は、シューキーパーがおすすめ

シューキーパーは、除湿、脱臭、型崩れ防止の効果があります。

履いていない時はシューキーパーを入れるようにすると、靴を長く綺麗な状態で使うことができます。

※革靴のお手入れについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 革靴のクラックとはひび割れのこと!補修方法や原因を紹介!

牛革の手入れでニベアやワセリンを使うのは注意が必要

ニベアとワセリン画像

牛革や革製品の手入れを調べると、ニベアやワセリンでも代用ができると見かけるけど、実際どうなのか気になる人も多いと思います。

結論は、ニベアやワセリンでもクリームの代用はすることができますが、応急処置程度に捉えるようにしましょう。

まず、ニベアやワセリンと革クリームを使った場合だと、手入れ後の革の質感が異なります。

また、革クリームよりも革の滑りがよくないので、塗り始めの部分が少し残りやすくなってしまいます。

牛革の手入れは、革専用のクリームを使うのが無難です。

ニベアやワセリンは、急ぎでとりあえずケアしたいけど革クリームがない時の応急処置くらいに考えるのがおすすめです。

手入れが楽になる牛革製品の保管方法

ビジネス用バッグと革財布の画像

牛革の製品を長く使うには保管方法も大切です。

正しい保管方法を知らずに適当に保管をすると、牛革の製品にダメージや汚れができて、手入れに少し手間がかかったり、革のトラブルの原因になることもあります。

正しい保管方法を意識して牛革の製品を保管することで、手入れが楽になり、革へのトラブルを避けることもできます。

ここでは、牛革の財布、バッグ、靴の正しい保管方法を紹介します。

牛革財布の保管方法

不織布の袋に入った革製品の画像

毎日のように使う牛革の財布を帰宅後に保管する時は、軽くブラッシングや布でホコリやゴミを落としてから、直射日光が当たらないところに置きましょう。

また、財布を片付ける所定の場所を作るのがおすすめです。

キッチンや床などに置いておくと、謝って蹴り飛ばしたりしてしまうリスクがあります。

また、財布を長期間使わないで保管する場合は、手入れをしてから、購入した時についてきた袋に財布を入れて保管しましょう。

保管する場所は、直射日光が当たらない風通しがいい場所がベストです。

湿気の多い場所に長期的に保管するとカビが生える原因になるので注意が必要です。

牛革バッグの保管方法

革バッグを保管しているイメージ画像

牛革のバッグは、シーズンを終えると長期的に保管することもあると思います。

牛革のバッグを長期保管する時は、間違った方法で保管すると、カビが生えたり、日焼け、型崩れの原因になります。

牛革のバッグを長期保管する時は、バッグの中のものを全て取り出し手入れをしてから、型崩れを防ぐために使わないタオルや紙にくるんだ新聞紙などを入れ、直射日光が当たらない風通しのいい場所に保管しましょう。

湿気が多い場所に長期的な保管は、カビが生える原因になるのでNG。

可能であれば、置いておくより吊るして保管するのがベストです。

また、長期的に保管し続けるより、使ってあげることがトラブルを防ぐのにとても効果的です。

長期保管をしていても、1ヶ月に1度使ってあげたり、クローゼットから出してあげましょう。

牛革の靴の保管方法

革靴にシューキーパーを入れる参考画像

牛革の靴を保管する時は、シューキーパーを使うのがおすすめです。

シューキーパーは、除湿、脱臭、型崩れ防止の効果があります。

毎日履く牛革の靴でも、帰宅後にブラシで軽く汚れを落とし、シューキーパーを入れるのがベストです。

また、夏用、冬用とシーズン毎に牛革の靴を使用している人は、長期保管の正しい方法をすることでカビや型崩れなどの様々なトラブルを防ぐことができます。

牛革の靴を長期保管する時は、革靴の手入れをしてシューキーパーを入れ、靴を購入した時についてきた箱に入れて保管しましょう。

箱に入れて保管することで、カビの原因にもなるホコリの付着を防ぐことができます。

また、箱には靴と一緒に乾燥剤を入れるとより効果的です。

※革製品の保管についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
>> 革のプロが教える!革製品のカビの落とし方とカビない保管方法とは?

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